2015年05月03日

新作動画についての文芸面的な記事 5/4加筆修正



と、大袈裟なタイトルですが、今回の動画は去年書いたシンクロ記事の延長上にある動画で「長回しを一度やってみたい」というだけのものでした。内輪向けに上げた途中経過動画を見て分かるとおり、それほどテーマ的に煮詰めたものでは無かったです。


ですがストーリーが無いと動画が作れない病にかかっている私ですので、曲のネタ元となるアイカツのトライスターとソレイユの顛末を考えつつ再構成したのが完成品となります。テーマを言葉にして記事にまで書くのはどや顔感があり気恥ずかしいので、動画に使った衣装を解説するにとどめます。色味で選んだものも有るのであまり深読みするほどのものではないですが。

#と、ここまで書いたらどや顔でやりきるしか無いだろうと思い直したので以下、大幅に加筆修正しております。

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ハイネスルージュ
"ヨーロッパでは上流階級の手芸として親しまれたキルティングを女王様風の衣装に"

フェアリーの1人としてデビューした貴音のスタート地点のシーンです。この後次々とユニットが変わっていきますが、やっぱり貴音は響美希とのユニットが一番収まりがいい。それはフェアリーという設定だけでは無く、身長といい体型といい髪型といい非常にボリューミーな貴音も、ゆるふわ金髪の美希、ロングポニテの響の中で、バランスが取れるからだろうなと。2人とも出てるとこは出てるし。
元々誘目性の高い赤の衣装を使うつもりで、ラレーヌルージュも試したのでしたが曲調も考えてスパルタンなふいんきも欲しかったのでDa衣装であるこれに。ダンスシンクロ選手権で艦長Pが使っていたのも印象に残ってましたが貫禄のある衣装だと思います。

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動画にdisり気味に指摘しているコメントもありますが、ここは所謂Ridgerターンです。DREAMのBメロに入る直前のターンに開いている目を合成しました。提督になられたようですが、カズマさんに贈ります。

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律子 モルフォハイドランジア
"華麗に舞うモルフォ蝶と、瑞々しいアジサイをイメージしました。花言葉は移り気"
貴音 ビジターフロムスペース
"外宇宙からの訪問者がイメージです。我々の前に現れた目的とは?答えはステージに!"
やよい オーシャンブルーレース
"海を渡る蝶をレースのモチーフにした衣装です。かよわい羽でも、飛び続けて!"

やよいとは律子が着るのは蝶をイメージした衣装。バーストアピールに蝶がでてきたり、貴音には蝶のイメージもありますが、それは彼女の本質ではありません。逆に貴音は浮かび上がってしまいます。
赤から補色の青への変化で落ち着いたふいんきに。ただ、やよいと律子というビジュアルに癖のある2人で貴音を挟みました。2人は身長も低いので貴音は衣装の色以外でも自然に浮かび上がってしまうという塩梅。上手にパーフェクトサン組、下手にミッシングムーン組を配置してこの後に続きます。
尚、最初のフェアリーのシーンで上手響、下手美希にならなかったのは、画として収まりが悪かったからという理由でした。Kosmos,Cosmosのフォーメーションだと手前にくる響が小さすぎてバランスが崩れてしまうのです。


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あずさ シャイニングオーキッド
"輝くように咲き誇る花の女王・ランをイメージした衣装。花言葉は優雅な女性"
貴音 ディープスペースドリーム
"宇宙にはいくつの星があり、あなたの星はどれだろう?深宇宙に思いを馳せて……。"
真 トゥインクルスパンコール
"無数の星々から、スーパースター・トップアイドルを目指して駆け上がりましょう!"

優雅さと向上心。貴音の内面を端的に表すキーワードです。ただそれでも貴音の深奥には届きません。
あずさと真には千早と組むACMと呼ばれるユニットがあります。少年的な真とスレンダーな千早と豊満なあずさというビジュアルバランスが成り立っているユニットですが、貴音はあずさの代わりに入るならともかく、千早の代わりに入るにはグラマラス過ぎです。

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千早 ムーンライトシャンパン
"月明かりの下、柔らかくはじける美酒のように芳醇なステージを演出する衣装です。"
貴音 エターナルテラ&ルナ
"地球と月は目に見えない固い絆で結ばれています。きっと、あたなとアイドルも…。"
春香 エバーグリーンリーブス
"さんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びて生い茂る常緑樹の葉をイメージした衣装です。"

上手に太陽、下手に月。日の光に照らされて浮かび上がる、惑える星としての隠された貴音の弱さ。Kosmos,Cosmosという曲とそのダンスフォーメーションで描くステージの上の天体ショー。
信号機組の2人とバランスをとるにはやはり美希ぐらい強いビジュアルが必要。どうやっても浮いてしまう貴音の居場所は765にあるのでしょうか?という所でワンダリングスター組に続きます。

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「リスペクトしあう場所」
映画版でも伊織は765のメンバーをライバルだと思っていると言い放ちます。貴音の強い部分を真正面から受け止めるのが伊織の役目
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「どこか大胆な所が好きだから」
ワンダリングスターでは貴音に憧れていた雪歩。ですが雪歩は貴音の内面を知ります。貴音の弱い部分を陰から支えるのが雪歩の役目。

ここに限らず目線のシーンはアニデレの精巧な演技を見て入れる事を決意。特に伊織の目線は好評なようで良かったです。

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ビヨンドザスターへの衣装替えは、765のトリックスターである亜美真美に。落ちサビのダンスはオーバーマスターです。

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ビヨンドザスターズ
"この衣装で、きらめく星々の彼方を目指しましょう!どこまでも果てしなく遠くへ!"

分離の象徴でもあったビヨンド衣装で踊る、統合の象徴マスターピース。大いなる矛盾もそのままに受け入れる765プロという場所。
アイドルマスターというコンテンツの文脈を知らないと分かりづらいシーンかと思いますが、分かっているとこの相克の内在に複雑な気持ちが産まれるかと思います。

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スターピースメモリーズ
"輝く星がモチーフになった衣装です。夜空に光る星のような輝きをアナタに!"

765プロの1人のメンバーとしての貴音。彼女のあり方は孤高ではありますが、孤独ではありません。テーマ的には前のシーンで目的はほぼ果たしていて、あまりに象徴的なこの衣装に替えるのは当初は躊躇ったのですが分かりやすくするために導入しました。

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アロセレーネ
"藍の空を彩る雅は、月の如し。今宵共に踊りましょう。ふたつの暦と成りて。"

さらなる高みに登る貴音。彼女の背中を押すのはメンバー達の想いです。
正直One For Allというゲームのサブタイトルを聞いたとき、また団結かとうんざりしましたが、Exストーリーの最後にAll for Oneと来てやられたと思わざるを得ませんでした。そういう意味でも、この動画はOFAというゲームそのものの動画でもあります。

以上、テーマを一言で言えば「アナタは唯一人の存在だけれど独りじゃない」となります。動画を見れば話は分かるようにしたつもりでしたが、実際ツイッターのTLでzeitさんやUnder_Sonic生でむすひらさんが見て分かられたようなので一安心でした

実は動画の完成間近にクローゼットPの動画が上がって、近いテーマだった事に非常に驚きました。色彩については確実に私の動画より綺麗です。ぱくろう。

TLで悪来さんがおっしゃってたのですが、まずOFAの衣装の多さや個別衣装機能がこうした動画を作りやすくしているのかなと。また音Pとも話したのですが、貴音は公式も二次創作も実はそれほど掘り下げられてない事も有るのではと。もしかしたら貴音P以外で貴音のパブリックイメージはラーメン以上のものは無いのではないかとさえ考えてしまいます。このようなテーマ被りが起きた事がまさにニコマスの今なのかもと思う次第です。
posted by tlo at 16:57| 日記

2015年05月02日

新作動画についてのニコマスP向けの技術記事

#というか自分向けの覚え書き

・ニコマスPにIntensityProを推せる訳
いきなり本編に入りますが、IntensityProが便利です。ゲーム配信などではもはや選択肢にさえ入らないとされていますが、元々プロ仕様なので用途が違う上に、ここ1,2年で編集ソフト側との連携が大幅に強化されてます。ニコマスPにとってはまず考えるべき選択肢だと思います。
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私の作業環境です。Ediusを使っていますが、左側のプレビューにゲーム画面が映っています。これはキャプチャ済みの映像ではなく、IntensityProから来ているリアルタイムの映像です。ショートカットのF9を押すとキャプチャが始まり、キャプチャ後は自動的にBINに追加され、そのまま編集中のタイムラインに乗せる事が出来ます。つまりいちいちキャプチャソフトを立ち上げ、aviutlなどで中間処理をするという手間が無くなりました。
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PremiereProでも同じ事は出来ます。こちらはキャプチャ用の専用ウィンドウを開く形になりますが、キャプチャ後はエディウス同様に自動的にプロジェクトに追加され、そのままタイムラインに乗せることが可能です。
キャプチャと編集がシームレスになるというのは作業効率が高くなるというだけではなく、キャプチャと編集を行き来して試行錯誤も出来るので作り込みにも有利です。少なくとも編集中に素材が必要になって素材を撮り直すという非常にテンションの下がる作業が無くなっただけでも私はありがたかったです。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki - Intensity Pro
IntensityProそのものの導入にはこちらの記事で事たりるかと思います。気をつけるのはPS3だとHDMIキャプチャが出来ないので、コンポーネント接続にするか分配器が必要になると言う事です。が、ゲームは元々720pなのでコンポーネント接続が安上がりで十分かと。それと必ず最新ドライバを使うことと、新しいドライバを入れる前に必ず古いドライバを削除することでしょうか。

IntensityProを使用したPremiereProのタイムラインプレビューについて(2011/11月更新)
PremiereProとの連携はこちらで。Intensityが問題無く導入されていれば(ドライバ付属のキャプチャソフトでキャプチャできれば)こちらの記事のように新規プロジェクトを作るときにシーケンスプリセットに出てきますのでそれを選ぶだけです。

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Ediusについても、導入さえ出来れば簡単です。設定>システム設定>ハードウェアと開いていくと上のような窓が開きます。ここで新規を選ぶとプリセットの設定画面になります、名前をつけて、二つ目の窓で以下のような表示になると思います。
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ここでインターフェースの選択欄にIntensityProがあると思うのでそれを選択。ビデオフォーマットをIntensityProのドライバと同じ1280x720 59.94pを選択。コーディックについてはGlass Valle HQXにしました。非可逆コーディックではあるのですが、設定次第で可逆コーディックと同程度になるというものです。余談ですが後継規格とはいえ、07年当時はカブキンPとえびPしか使ってなかったブルジョアコーディックを使えるというのは感慨深くあります...その後のアウトプットの窓はデフォルトのままで設定終了。尚出来たプリセットをショートカットに割り当てておくと後々便利です。
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後はキャプチャ>入力デバイスを選択とすると先ほど作ったプリセットが出てくるのでそれを選択。先にショートカットに割り当てておけば画面写真を見て分かるとおりF2に割り当てられているのでF2を押すとIntensityProに来ている画面がが映し出されると思います。ここまで来たら後はF9を押すだけでキャプチャが始まります。
ちなみにIntensityはスループット出力がついているので、モニタをもう一つ用意して出力側をHDMIで繋げるとラグなしでゲームも可能です。シビアな格ゲーでもしない限りは分配器も必要ないかと。出力についてはEdiusは設定が必要ですがPremiereProならプロジェクト開始時の選択をするだけで良かったかと。

FinalCutについてもIntensityProは対応してるとのことなので、対応編集ソフト使っている方はPC新調時に検討してはいかがでしょうか。

・EdiusからAfterEffectへ
EDIUSのAAFをAE CS5で読む!! - Yahoo!ブログ
今回の動画はEdiusでダンスを編集してから、AEでレイアウトや色調補正を行いました。EdiusからはAAFをエクスポートしてAEを上記の方法で読む形です。使ってみた印象としては単純な速度調整まではAEにまで持って行けるけど、それ以上は単純なフェードさえも持って行けません。さすがにPremiereProとのダイナミックリンクには及びませんが、AEで一番苦痛となるダンス合わせをプレビューさくさくなEdiusで出来るというだけで価値はあります。ただ、何故かプロジェクトのfpsが変わります(今回はEdius側で59.94だったのがAEに映すと59.94001という謎の数字に)。また、速度調整も1、2カ所で変わって(フェードを多用するので気づいたようなもので、普段なら気づかない程度のものでしたが)いました。

↓つづく
posted by tlo at 21:39| 日記