2008年07月10日

上半期20選

「えーとぉ、生まれも卑しく育ちも貧しいプロレタリアートtloがその狭量な価値観と嫉妬で歪んだ審美眼で2008年上半期おすすめ20作品を厳選しましたぁ」
「ちょ、伊織、おま…」
「私を主演女優とかいって騙して『ベテラン女優の噛ませ犬』にしたあげく、動画を作りもせず紹介文まで書いたんですって! 書いた後でレギュレーションに気づいたけれど並べ直すつもりはさらさら無いみたい。さあよってらっしゃい、みてらっしゃい!」
「だからあれは……」
「だから、何?」
「……ごめん」



ゆきおんP
千早が、この歌を、ステージで、歌う。千早を愛する者ならば、この背景にある全てを理解するだろう。この濃縮された物語を、ゆきおんPはミドルを中心としたカメラで淡々と語る。特殊効果は要らない。見る者は脳裏にうかぶ千早との思い出に浸っているのだから。



OGOP
こんな切ない作品見たこと無い。極めて繊細な感受性からしかこの作品は生まれない。七夕革命の後、春香は画面から出てこれるようになった。OGOPはこれから春香とどんな日常を生きるんだろう。幸せになって欲しいな。



哀川翔P
二次創作でしか達し得ない真実がある。例えそれがでっち上げのプロットであっても、いや、敢えてその状況において浮かび上がるのは伊織の真実。彼女の孤独を癒すのは「全国3億人の伊織ちゃんファン」だろうか、「たった一人の理解者」だろうか。



DikeP
より普遍的なメッセージを伝える為に、古来人々は様々な象徴をもって行ってきた。「はるちは」という形而下の関係性が、一気に形而上的世界にシフトする圧倒的ダイナミズム。2:14からはニコマスがもちえた最大の奇跡であると信ずる。



baronP
この作品はやはり、真という人間のその奥底まで表現しようとしたものなのだろう。そしてDikePの作品のように表現が象徴的になるのは、高みに届こうとするのにも、深淵に潜ろうとするのにも表現の純化が必要になる為なのだろうか。



コロP
MADの源流をコラージュに求めれば、それはシュールレアリスムにまで行き着く。MADの上での伊織とマトリョーシカの出会いは偶然じゃないけれど、この関係性から浮かび上がるテーマを想像するのは中々に楽しい。



リンP
紹介しようとして「GAME」のPだと知る。この連作を見た上で、「GAME」を見ると……ますます分からなくなるってのはどういう事だろうw



ノリスケP
極めて高い技術が使われていても、その全てが手段。何から何まで隙がなさ過ぎる。とにかく楽しい。その一言に尽きる。



さきかけP
休むことのないイメージの奔流。独特のflash風の静止画演出は、AEによる演出を見慣れた目には新鮮に映るだろう。さきかけPの「ALIPRO専」として積み重ねたスキルが全て注がれた、壮麗なるゴチックミュージカルの開幕である。



カカオP
サムネ詐欺にも程がある。ねこPとは違う独特の画面分割について、カカオPに聞いたことがある。「いろんな角度をいっぺんに見たいから」。デュオを見るなら、カカオPの作品が是非お薦め。



おっぺけP
間奏はダンスPVを作るPにとって工夫のしどころである。ジェノ対策として演出を入れてくるのが常套手段であるが、おっぺけPのこの作品はむしろ間奏部分のダンスが楽しい。それに限らず、この作品は言葉にすることが未だに出来ない。でるのは、見終えた後の溜息だけ・・・。



ゆりあP
一見地味なソロのダンスPV。が、この作品にはダンスMADの技術の粋が尽くされている。ダンスのチョイス、カット割り、レイアウト・・・技術的見地から見ると更にこの作品の奥深さを知ることが出来るだろう。Pは必見だ。



ulaP
確かにエフェクトは人の目を引くが、実は使い所が難しい。ulaPはそれを熟知しているPだ。あのエレクトロワールドは派手派手に見えても、あくまで曲の強弱に合わせ構成を練った結果に過ぎない。その手腕はこの短い作品で、余すところ無く証明されている。



ヨコハマP
かつて事件があった。その動画に対して起こした彼の行動を、人は暴挙と呼ぶかも知れない。愛ゆえと弁護も出来ようが、確かにそれは圧力であったろう。だけど「おもしろければいい」とどんどん表現が露骨に先鋭化していく中、こんな事があったことも忘れてはならないと思う。そしてそんな事件から、こんな作品が生まれていた事も。



わかむらP
「抜き」はアイドルマスターというゲームの背景からアイドル達を切り離し記号化を進める。この作品は私のとても狭い価値観では「境界例」だ。けれどわかむらPerfumeの中でも一番好きな作品でもある。単調なサビの繰り返しでトランス感を生むには、この演出しかあり得ない。



時雨P
アイドル達は一瞬の間に様々な表情を見せてくれる。そんな一瞬を切り取るのはPの楽しみの一つ。その楽しみを、ニコマスを見る全ての人に知って欲しい。時雨Pは「こじつけ」だと自嘲するけれど、多かれ少なかれP達は同じ事を感じているのだから……多分。



最東みんくP
Red fractionはニコニコでも人気のある曲で、様々なMADが作られている。この作品はその作品群の中においても全く見劣りのしない一級品だ。みんくPが敢えてこういった形に仕上げたのは、一般視聴者にもアピールし「律子誕生祭」を盛り上げる為じゃなかったかと考える。そしてついに、りっちゃんを週マス1位に送り込んだ彼は、ニコマスでも間違いなく「プロデューサー」だ。



whoP
伊織はPによって全く別の顔を見せる。伊織がwhoPに見せた笑顔は、dodoPに見せるものとは全く別で、俺が切り出したいと思っていた正にそれだった。本気で嫉妬ましたとも、ええ。



えびP
えびPにはありがとうと言いたい。



RidgerP
追いかける背中の大きさと、その遠さを思い知らされる。このレベルに到るまでにあといくつスキルを積めば良いんだろう?

posted by tlo at 02:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 動画紹介
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