2008年09月29日

伊織とパパと765プロと

#ちょっといろいろと考えたのですがまとまらないので現時点での結論です
 遅くなってごめんなさい。

伊織は芸能界に飛び込む。765プロに入ったのは社長と父が友達だったから、と伊織は打ち明ける。だが、スタート時点の765プロは弱小プロダクションだ。水瀬財閥というぐらいだから、伊織の父親は大手プロダクションにコネもあって良いはずなのに、何故765プロを選んだのだろう。

そう、あえてここでは「選ぶ」という言葉を使う。伊織の父は765プロを選んだのだ。



その理由を考えるためには、伊織と父親の関係について考えなくてはならない。
概ね末っ子は可愛がられる。まして次男と年の離れた末娘だ。伊織の父親は娘が可愛く無い筈がない。普通そういう愛情は「甘やかす」という形で現れる。ところが、伊織の父親は伊織に厳しいという。伊織に言わせれば「お金はくれるけど鬼」だという事だ。
そんな言葉が出てくる要因の一つに、伊織の父親が激務に追われているということがある。伊織に関われる時間が圧倒的に少ない為に、お金を与えるか、行動を規制するかの両極端にならざるを得ないのだろう。
あともう一つ、これは実際にコミュには言及が無いのだけれど、伊織の父親は伊織を兄達と同じように扱っていたのでは無かろうか。つまり、伊織は男の子と同じ育て方をされているのかもしれない。伊織が兄二人を過剰に意識するのは、伊織が兄たちと同じ杓子に乗せられている為と思えてならない。

女の子である伊織は、父親を求める。が、伊織の父は伊織に接する時間を殆どもてない上に、伊織を兄たちと同列に扱う。彼にとってはそれが愛情表現であるのだが、娘は父親を求めるものだ。伊織がワガママを言って注目して欲しいとシグナルを送っても、お金で全て解決されてしまう。
伊織の芸能界入りにはそんな父親へのシグナルも含まれていたと思うが、思春期に入った彼女にとって、それは単なるワガママでは決してない。だが伊織に相談された時、彼は今までと同じ気まぐれなワガママだと思ったのだろう。しかし、やめろといっても伊織は引き下がらない。そこで彼は一計を案じたのではなかろうか。

「いっそ、苦労をさせてやろう」

財閥と言うぐらいだから傘下には様々な企業が入っているはずで、広告代理店にもコネがあるだろうし、大手芸能プロダクションにだってねじ込ませる事も出来たろう。娘のワガママを満足させるだけならば、そんな大手プロダクションでタレント気取りをさせれば事足りる。
だが彼は、わざわざ弱小プロダクション765プロを選ぶ。それも、娘を預けるのに信頼の足る「友人」を頼るのだ。もう大人として苦労を知っていい歳だろうし、こんな大変なものだと知ればすぐに諦めるだろう、そんな思惑は彼なりの愛情であったろう。
だが伊織はやり遂げてしまう。確かに弱小プロダクション云々と愚痴をこぼす事はあるが、もっと別な所を紹介しろとは決して言わない。父親に振り返ってもらう為には兄たちに負けない業績をあげなければならないと考える彼女にとって、むしろ765プロは好都合だったのだ。
そんな親子のすれ違いはCランクのランクアップのコミュで垣間見れる。父は伊織に「もう十分やったんだから、引退しろ」という。メジャーアイドルになったのだからもう満足したのだろうと、彼は言うのだ。もちろん伊織はこの程度では収まらない。彼女は家出という手段に訴える。恐らくここで、彼は自分の思い違いに気づいた筈だ。
そして同ランクで見れるある日の風景5では、ついにプロデューサーが父親と面会する。実際にその面会を見ることはないが、ランクアップCのコミュから考えれば、プロデューサーは伊織の父に伊織を応援してやって欲しいと伝えるだろう。
以降、父親が止めさせるべく何らかの行動を起こしたと伊織の口からは出てくることは無い。そしてランクBランクアップコミュを見る限り、まだ伊織を褒める言葉もかけていない。彼は黙認することで、伊織の成長を見守る事にしたのだろう。苦労の末、娘は家の外で新たな世界を広げようとしている。思惑と違ったとはいえ、これは理想の形なのではなかろうか。ついでに言えば伊織の母親によると、伊織と伊織の父は性格がそっくりなのだそうだ。面と向かって褒めるのは、彼には照れがあるかもしれない。

以上はコミュに則しつつ、ステロタイプな常識やら心理学やら妄想やらででっち上げた「物語」ではあるけれど、伊織を見れば少なくとも伊織の父が歪んだ人間であることは想像はしにくく。
あとアイマスで「親子の確執」といえば真と彼女の父親真一、そして確執とまではいかないものの美希とその両親が思い出される。そんな切り口からアイドルの理解を深めていくのも面白いかもしれない。
posted by tlo at 03:58 | TrackBack(0) | 日記
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