2008年10月13日

プロとアマ


じゃんP作品

プロの作る作品には常に予算、納期など外的制約がつきまとう。その制約の中に収め、しかも最大限の効果を上げるのがプロのプロたる所以だ。アニメであれば動画を減らし止め絵を増やすだろうし、PVであれば素材数やカットが減っていくだろう。ちなみに樹海の糸のオリジナルPVはこうだ。
わかむらPはそこのツボを押さえている。もちろん、PVは歌を聞かせる為の物であって映像が勝ちすぎてはいけないという理由もあるけれど、素材数を抑え手間暇をなるべくかけないように作っている。例えば春香のスーパーミュージックメーカーは殆どこの素材一つ。わかむらPの作品は、作品の質だけでなく制作段階からすでに「PV風」なのだ。


こっぺP作品

じゃんPの作品を見て思い出したのはこっぺPの作品だった。作品の構成はほぼこれで、淡々とゲームで使われている背景画が切り替わるこの静かな作品の、素材一つ一つをAEによる実写合成に変えていくとじゃんPの作品になる。そしてこのこっぺPの作品もニコマスで源流を辿れば、ここに行き着く。だからじゃんPの作品は、脈々と継がれるニコマスの流れに位置づけられるのだ。
そしてじゃんPの作品の何がすごいのかといえば、絵を思い描くイマジネーションであり、そのイマジネーションを絵にする為にかけられた手間暇であろう。プロは予算納期で縛られるが、アマチュアにはそれはない。手間暇を惜しげもなく注ぐことが出来る一方、金銭的な最低限のハードルも無いから「めんどくさい」と投げることも出来る。
どうせ趣味だからというのもあるけれど、惰性で続けるような趣味でもない以上それなりの縛りは要る。少なくとも自分にとっては自戒の念を強くもった作品だった。
posted by tlo at 11:58 | TrackBack(0) | 動画紹介
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