2009年01月02日

2008下半期20選

基本レギュレーション
・対象は2008年下半期(7月1日〜12月31日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ及びマイリストにて公開
・1Pにつき1作品

#基本、自分向けのメモなのでお薦め的な20選じゃないですが


わかむらP作品
七夕革命はニコマスPに巨大な衝撃を与えた。わかむらPは革命により自由になったPの最右翼だろう。以降、わかむらPの作品からは今までやむなく入れていたであろうステージが完全に無くなり、画面構成や展開が完全に「PV」となった。この作品はニコマスにおける「商業映像路線」の道標と思う。



おっぺけP作品
七夕革命はニコマスPに巨大な衝撃を与えた。やまかずPのようにどちらかといえば消極的にアイマスステージを肯定するPはいたが、 ステージを自作しなければ生き残れないと思っていたPにはこの作品が福音に見えたであろう。だが一方で、抜き/ステージという区分は最早意味が無く、ただ良作が求められているとも言えるのだ。



ミミズクP作品
七夕革命はニコマスPに巨大な衝撃を与えた。「全抜き」か「ステージ」か。二者択一を求められるような状況で、実は一番ダメージを受けたのは「楽しいエフェクトを盛り沢山に詰め込んだ」ミミズクPのような作風でなかったか。じゃんPも洗練に傾いていく中、このアマチュアの二次創作的な作風はもっと顧みられて良いと思う。



オクラ山ため蔵P作品
制作者として「心が折れる」作品というのがある。2008後期ではこれだった…というか自分にとって今までこれほどまでにぽっきり折れた作品はなかった。紹介サイトとしても「これが『センス』」としか言葉に出来なかった事を考えれば、自分にとって今期ベストはこの作品になるのだろう。



チヒロP作品
自分の作ったものに自覚的なPが増えた。それも自覚的にニコマスのメインストリームを狙うのでなく、それが例え外れていても己のイメージを追求するタイプだ。この作品もメインストリームからは外れるけれど、この雪歩の存在感は自覚的な作為によるものであり、ウケを狙っては決して得られないものだと思う。



うしわかP作品
彼も自分の作ったものに自覚的なPの一人だ。彼は自分の作った絵を全て言葉で説明できる。しかもため蔵PのColorsはミロやクリムトから着想を得た事が想像できるけど、彼のイメージは私が知る限り彼のオリジナルだ。いずれにしてもため蔵P同様にPVやアニメやゲームや映画とは全く別の出自を持つ作品である事には間違いない。



コロP作品
リンPが「ゲーム画面だけ」を積み重ねて語るPなら、コロPはその対極にあるシュールレアリズムのPで、MAD屋以上の何かだ。この作品で描かれているのは「諦念」でなく「雪歩の祈り」。今まで社会派と分類される作品が無かった訳じゃないけれど、そんな分類ではこの深さと大きさは受け止めきれない。



ゆりあP作品
わかむらPさえ凌駕する究極のMAD屋。この作品などは「ただで見て良いの?」っていう出来だけど「自然をどこまで作れるか」というその動機は、商業動画とは全く相容れないものだったりする。その手法のスマートさと、徹底した姿勢を見習いたい。



まこTP作品
MADの洒落っ気や良い意味でのばかばかしさを思い出させてくれる作品。PBのMADもそうだったけど、カオスに見えて決してカオスじゃないこの構成はすごい。



たろうP作品
それにしても雪歩のPってのは、TAKAPにしてもチヒロPしても面白いカメラを使う。たろうPといえば「避けられている気がするシリーズ」だけど、MADPVにも佳作が多い。なによりいつも楽しそうなのが伝わってくるのがいい。



hsc(whoP)作品
2008後半期は「専属Pの黄昏」だった。2008前半にあれだけ名を馳せたP達はそれぞれに活動の方針を変え、ニコマスと距離を置いた。これは、美希専属だったPの一つの答え。己を架空の会社組織としたことは、彼女との関係に一線引くと同時に「プロデューサー」としての「深化」であると考える。



yotaP作品
この魔法使いについて一つ言えるとすれば、魔術師が「曲に合わせたダンスを探す」のに対し彼は「ダンスに合わせた曲」を探しているのではないかということ。もちろんこれは極論なんだけど、普通のPの常識とは根本からyotaPは違うのだろうと思う。



カルミナP作品
「シンクロはエフェクト」とは半ば冗談だったろうけれど、すでに実践しているPがいることを彼は知っていただろうか。この作品のアイドル達は楽器の奏でる「音色」であり「旋律」だ。かつて観念的に否定した事が、全く予想もされない形で実現されてしまって私は驚き立ちつくすのである。



リビッツP
描いてみたもMADも、評価されるのは「目新しさ」ではなく作者の想像力だ。ただ、自由度については描いてみたのほうが上で、その一枚の絵で見る者の心を掴んでしまえる。この作品などはサムネになってるこの一枚が全てといっていい程に、強い。



ズブロカP作品
金を出しても見れないものを見せてくれるという意味で、今ニコマスの頂点にいる一人がこのズブロカPだ。一昔も二昔も前のセサミストリートを見ているようなこのサイケデリックな作風は、地上波はもちろんペイパービューの放送でさえも見ることは叶うまい。



フリージアP作品


海月P作品


陽一P作品
架空、ノベマスはPVとは全く違う進化を続けている。ダンスPVのP達が「好きなアイドルに好きな歌を踊らせたい」という「自己満足」に根ざしているとするならば、架空、ノベマスP達は多かれ少なかれ「エンタテーメント」を意識している。さらに「二次創作」という「割り切り」もあって、彼らはあれやこれやと知恵を絞ってくる。
フリージアPのfakestoryのPV部は最早単品としてコラボPVとして成り立つレベルにある。しかし注目すべきは視覚的な編集技術ではなく、これがドラマの中の一シーンとして位置づけられているところ。最初に曲ありきのPVとは出発点が違うのだ。
海月Pの作品は全てフリーソフトで制作されている。全て静止画で作られたこの作品は、ダンスPVとは全く別の進化を遂げたものだ。逆にAEやそのプラグインに表現が縛られたPVより、単純な「目新しさ」を比べるだけでも海月Pの作品ははるかに楽しい。
陽一Pの架空taleの作品は、今や架空ノベマスでも希有になったという「文章で勝負する」タイプ。5分間、息もつかせぬ疾走感で読ませてしまう演出を見れば、ガチPVはジェノどころかスルーされるなんて愚痴も言ってられなくなってしまう。

posted by tlo at 20:15 | TrackBack(0) | 動画紹介
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