2009年07月12日

ループの超越

ニコマスには「ループもの」みたいなジャンルがあって、Pは「1年」というループを超克するために様々なアプローチを挑む。


リンP作品

その一年をニコマスで展開するというのは、多分時雨Pが先駆になると思う。ただリンPの一連のシリーズにはゲームのストーリーをなぞるとか、ゲームプレイ実況とか、そういうものとは一線を画す「重さ」を感じていた。雪歩と過ごした一年とその結末は納得が出来てしまうリアリティがあった。その重さの正体は分からないけれど、ループに意味を与える事でそれを乗り越えようとしたのだろうと思う。

ループものといえば春香さんがモチーフになる事が多い。その衝撃のEDから春香さんにその夜を越えさせようと、様々なPが様々な作品を作り上げている。にもかかわらずニコマス界隈で、春香さんがその夜を越えたという認識は未だに確立されていない。

一方、美希はゲームの中において既にループを超越していたりする。ラストコンサートでの記憶の喪失>復活はループを断ち切るモチーフであり、そもそも美希には「2年後」という明確なイメージまで示される。

そんな「ループの先」を明確にイメージできる美希のPが、他のアイドルの「2年後」をイメージしてみせたのが、これだ。

hsc作品

この「ノベマス」の特徴は、「本編」で「一年」を丁寧に積み重ねる所にある。その上で「完結編」として「一年から先」を紡ぎ出すので説得力が増す。
そして他のノベマスが「物語(フィクション)の楽しさ」を優先させるのに対して、hscの作品は「イメージの提示」に目的があるように感じる。

本人にはその気は無いかも知れないが、これは「プロデュース」に他ならないのだ。
posted by tlo at 20:08 | TrackBack(0) | 動画紹介
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