2012年10月21日

シンクロ概論〜音符とカット1

丁度対照的な動画が二つ上がってきたので、比較して見てみることにします。


Die棟梁P

翼P

まず棟梁Pの動画ですが、カットの位置はほぼ1拍目。BPMは187ぐらい。8ビートでリズムパターンがいろいろ変化する曲ですが、棟梁Pは正確に動画のリズムを刻みます。

よく分かるようにサンプルとして出だしの部分に拍の目印をつけたものです。左上の◎は1,3小節に表示されまが、カットと◎が同期しているのが分かると思います。
このようにカットは正確にリズムなのですが、亜美真美のダンスはリズムパート以外の音に合わせてあります。分かりやすいのは0:22以降で、ダンスはボーカルのスキャットに合わせて0:32のジャンプに至ります。

対する翼Pの動画ですが、BPMは133ぐらい。以下のサンプルを見て分かるとおり、リズムとカットはほとんど同期していません。

これは翼Pがカットをリズムでなくメロディーや伴奏に合わせてある為です。Bメロを見ると分かりやすく、0:46響のカットは「たいせつなものたち」という歌い出しに合わせてありますが、ここをリズムからみると「たい/せつな〜」と「せつな」からが1拍目になります。

棟梁Pの正確さは曲がほぼインストである事もさることながら、棟梁P自身がミュージシャンである事が大きいのでは無いかと思います。
翼Pの(リズムに対しての)ルーズさはやはり歌ものである事が大きいのですが、翼Pが映像から入った事があるのだろうと思います。
もちろん、どちらかが優れているというそういう話ではありません。むしろ、翼Pのカットはファンクめいて実際面白く感じられます。

ファンク

ファンクの定義とは全然違うのですが。メロディをリズムに乗せるように、映像をメロディに乗せるという意味合いで一つ。



ニコマスが面白いのは、超絶映像をつけて音楽が全く耳に入ってこないMVを目指すのでもなく、予算が無いからといって適当な映像を流すカラオケ動画でもなく、音楽と映像の調和、即ちシンクロを目指している点では無いかと思います。
本当に奥が深いですね。
posted by tlo at 16:59 | TrackBack(0) | 動画紹介
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