2015年12月06日

CHANGE!!!!とShine!! アニメアイドルマスターとアニメシンデレラガールズオープニング比較2

アニマス、アニデレの一期オープニングは一見同じように見えて、片やエンタメ指向、片やドキュメント指向で、映像的には別物と言っていい違いがあるというのが前半の結論でした。そしてドキュメント指向であるアニデレOPは後半に入るとリアリティが失われる事と指摘しました。
何故後半にリアリティが消失するのか。二期オープニングを比較しながら探っていきたいと思います。

エンタテーメント映像としてのCHANGE!!!!
Ready!!の映像は歌詞をなぞった内容でしたが、CHANGE!!!!は歌詞に沿いつつ一期最終話でブレイクした765プロアイドルの活躍を描くという二期の内容を先取りする形になっています。そしてCHANGE!!!!について特筆すべきは楽曲との同期です。以下にAメロ前半のカットを抜き出して歌詞と照合してみます。
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このように映像のカットが歌詞を基準に行われ、さらに「TVでSHOWTIME♪」の箇所に顕著ですが、被写体もメロディに合わせてアクションします。Ready!!楽屋風景でも「IT’S SHOWTIME♪」の所で響と亜美真美が曲に合わせて歌いますが、CHANGE!!!!ではAメロ後半もそれが徹底しています。カットやアクション等の映像の基準をすべて音楽に置くやり方は映像プロパーから見れば異端ではありますが、ニコ動では珍しくも無く、アイマスMAD動画にはそれが前提になっているものが多くあります。アイマスMAD界隈では映像と音楽の同期をシンクロと呼び習わしましたが、このシンクロの度合いが高い動画は理屈抜きで楽しい動画になります。Aメロのシンクロの高さはReady!!以上のエンタテーメント性を求めた結果なのでしょう。そして圧巻はサビです。

アイドルマスターOP2 - CHANGE!!!!!.gif
1,2,3,と歌詞に合わせたカウントダウンに春香がステージ衣装にCHANGE!!!!する様を挟む極めて短いカットを連打した後での、カメラを移動させながらの1カット長回し。カットの時間的なメリハリも効かせて放つこの長回しのカットは3Dアニメなら容易でも作画アニメでは困難を極める事は、錦織監督であれば重々承知していたでしょう。それでもこのコンテを描いたのは、流れるように変化していく画面が極上のエンタテーメントである事も承知していたからでしょうし、事実もはや映像の快楽といって良いほどの楽しさに溢れています。

Shine!!が狙っているもの
構成も見た目もほぼ同じだったReady!!とStar!!ですが、アニデレ第二期オープニングShine!!の映像はCHANGE!!!!とは見た目からずいぶんと違う感じがします。
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その違いはAメロ前の間奏に既に現れていてCHANGE!!!!はエンタメ指向らしく第一期のダンスシーンを曲に合わせて再編集したものになっていますが、Shine!!では346プロダクションの建物を背景にハラハラと散る桜の花びらが映されています。この花びらはBメロまでずっと舞い続け、Star!!のリアリティとも違った幻想的な雰囲気を醸し出します。
アニデレではキャラクタの心理描写に花を使っていましたが、この桜は第一話の公園シーンの花びらであろう事は間違いないと思われます。
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音も無く舞い散る桜。動きの少ない会話シーンの間を持たせる以上の、このシーンの映像美に緊張感さえ漂わせ、それは凜の人生が一変する瞬間の予兆だったと思います。そんな変化の予兆にシンデレラプロジェクトのメンバーは
4.png気づき
5.png気づき
6.png気づき
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卯月はその予兆に目をつむったまま。完全に第二期の展開をなぞっています。
キャラクタにもオープニングとしては過剰なまでに演技がつけられ、こんな分析をするまでもなく「卯月ヤバいやつだこれ」と一期から見続けてきた視聴者なら初見で分かる程の情報量は本編と変わりありません。ここから楽曲主導エンタメ指向だったCHANGE!!!!に対し、Shine!!はストーリー主導テーマ指向と言えるのではないかと思います。

↓つづく
posted by tlo at 00:53| 日記

2015年12月04日

Ready!!とStar!! アニメアイドルマスターとアニメシンデレラガールズオープニング比較1

アニメも終わり3rdライブも終わり、今更感もあるのですが時計の針はまだまだ進むという事なので、個人的に宿題になっていたアニデレアニマスOP比較を済ませようと。twitterで随時つぶやいていた事のまとめでもあります。

歌詞から見るオープニング
アニマス一期OPはReady!!の歌詞を映像に落とし込んだものになっています。その歌詞については以下の通り
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アイマスには「トップアイドルを目指す」というテーマ(ゲームでは目標)があり、冒頭テーマ部歌詞にもそれが歌われています。映像の側もアイドル達が指を突き上げると同時に矢印が上に向かうという上昇志向。Aメロの楽屋の状況描写とおぼしき歌詞に沿って映像はライブ前の舞台裏を見せています。一転して心情描写になるBメロではアイドル達が目標を書き込んだホワイトボードがエモーショナルに。そしてサビにはまさにReady!!という曲を歌っているライブとなります。サビ2小節目はアイドルマスターでは欠かせない存在であるプロデューサーが描写されて、幕。改めて歌詞とアイドルマスターというコンテンツのテーマに沿った素晴らしいオープニングだと思います。

対してアニデレ一期OPの歌詞は以下の通り。
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鳥羽Pが各所でインタビューに答えていますが、アニデレは「普通の女の子がアイドルになる」事をテーマにしています。冒頭テーマ部も運命のドア開けようと歌詞にも歌われている通り、映像側でもドアが開きますが、矢印はReady!!とは違い斜め上。本編で何度も繰り返された「階段と時計」のモチーフがOPもで提示されています。続くAメロ歌詞はReady!!同様ライブ前の状況描写ですが、Ready!!以上に明確な一人称になっています。ここは作品のテーマに沿ったものでしょうが、映像側はReady!!と同様舞台裏の状況、Bメロ心情描写でホワイトボードが映るのも同じ、そしてサビのライブシーンと2小節目のプロデューサーの描写も同様とReady!!とほとんど差はありません。Ready!!を踏襲したのは明らかなのですが、それは「見た目」だけです。それぞれのOPを細かく見ていくと、この二つの映像は別物だったりします。


カメラの位置を検討する
比較の指針としてまず「そのカットを撮影しているカメラの位置」を想定します。実写や3Dアニメならともかく、作画アニメでカメラ位置は意味が無いのでは思われるかもしれませんが、アニデレ第一話を見て分かる通り、少なくとも実写感覚に溢れた雄監督がコンテを描いたStar!!については意味があるはず。という事でまずこちらのカットを見てみます。
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莉嘉とみりあがライブ前にお菓子を食べている様子です。机の高さと莉嘉の体勢から、二人は椅子に座っているように思えます。オープニング中の他のカットに描かれているパイプ椅子に座っていると仮定して、このカットを撮影するのにカメラはどの高さにあるのかを算出します。
・パイプ椅子座高:45cm
>ネットショップ等のカタログ寸法で一番多かった寸法です。
・みりあ座高:76cm
>東京都の10歳児童の平均身長が140.7cmでみりあの身長とほぼ同じなので、平均座高である76cmをそのまま当てはめます。
・撮影距離:30cm
>一般的なレンズの最短撮影距離です。ハンディカムなどの家庭用ビデオカメラでは1cmも可能だそうですが、画面を見ればそこまで接写している様子も無いので30cmとします。

以上から導かれるカメラの高さはおおよそ161cm。この数字から、このような撮影風景が想定できます。
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シンデレラプロジェクトプロデューサーの身長は初期設定で185cm。161cmの高さでカメラを構えるのは容易でしょう。図では椅子はステージ衣装の形状を勘案して回転丸椅子に変えましたが、低くなることはあっても高くなる事はないと思います。そしてAメロの楽屋風景のカットはすべて「Pのアイレベル」で撮られたものと想定できるのです。
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このように、中にはPが屈まなくては撮れないものもありますが極端な俯瞰やあおりのカットはありません。第6話ではステージ脇でラブライカとニュージェネレーションのデビューライブの写真を撮っていたPの姿がありました。このAパートシークエンスも、雄監督はPの記録(ドキュメンタリー)という想定でコンテが描いたのではと思います。

対してReady!!はどうでしょうか。以下のカットのカメラ位置を同様に検討します。
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同じく765では年少組の亜美真美を俯瞰で撮っています。足下までフレームに入っていることから二人のほぼ真上から撮られたものであろうと想定できます。
・亜美真美の身長:158cm
・亜美真美の腕長さ:63.9cm
女性向け雑誌のアンケートによる読者平均身長の結果が丁度158.2cmだったので、同じく結果のでていた平均腕の長さ63.9cmを充てました。
・撮影距離:28cm
>かなり強いパースがついていることから広角レンズであろうと想定。一般的な広角レンズの撮影距離である28cmとします。

もし、Ready!!もStar!!同様765プロプロデューサーの記録であると仮定するとPの身長174cmという設定から、撮影風景はこうなります。
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導かれるカメラの高さは249.9cm。第1話ではカメラを担いで担当となるアイドル達を撮ったPですが、このOPについては撮影が大変そうです。以下のカットについてもカメラ位置を想定すると結構無理な体勢での撮影となり、Ready!!についてはPの記録映像というよりは別の意図が優先されていると考えた方が良さそうです。
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映像の編集にはセオリーがあり、その中の一つに20%のルールというものがあります。詳細はリンク先を見て頂くとして、Ready!!の楽屋風景のシークエンスはカット毎のカメラ位置ががらりと変わります。先の亜美真美のカットも含めたサビ直前の円陣前までのカットを並べてみましょう。
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カメラ位置に非常にメリハリがある事が分かります。被写体が異なる事から正確には20%ルールを当てはめる事は出来ませんが、Star!!のAパートとの違いは明らかです。このことから錦織監督はメリハリを効かせて見ていて飽きない映像の楽しさを優先してコンテを描いたと思われます。

以上、Ready!!とStar!!は構成を見る限りは同じに見えます。ですがAメロから始まる舞台裏シークエンスは、Ready!!では映像作品としての楽しさを、Star!!では実写のリアリティを求めている事が伺え、その内実は別物である事が分かりました。ガイナックスで作画をバリバリ描いてきた錦織監督と、京都アニメーションの演出畑で育った雄監督の個性の違いとも言えますが、Ready!!のエンタテーメント指向とStar!!のリアリティ指向はサビで一変してしまいます。

↓つづく
posted by tlo at 22:24| 日記

2015年09月29日

舞台の袖で見る夢は アイドルマスターミリオンライブDreamin!PVの事

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Dreaming!のPVはアニマス第1期のOPを踏襲している、と思ったら違っていたので書いたのがこの記事です(唐突)

Ready!!とStar!! OP構成

アニマス一期OPはコンテ錦織監督がReady!!という曲を映像に落とし込んだものです。
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“START始まるこのSTAGE”で始まるAメロの楽屋風景から始まり、Bメロステージ袖、サビでライブシーンという構成は、”ちょっと鏡を覗いたの”で始まるアニデレ一期OPにも踏襲されています(もっとも演出面でかなり雄監督的な味付けになっていまして、例えば「カメラマンはどの位置にいるのか」を意識してカット毎見ていくと両監督の個性が見えます)。

Dreaming! PV構成
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で、Dreaming!PV。例のホワイトボードが出ている辺り明らかにアニマスOPを意識しているのは間違いないのですが、よくよくみるとやはり別物です。
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まずAメロが楽屋ではなく事務所の日常風景です。そしてBメロに例のホワイトボードが現れますがその後はシアターの屋上にある看板に並んだアイドル達。そして先輩である765ASのライブ風景と来て、サビはアニマス二期OPを彷彿とさせる白背景の空間となります。構成だけみてもこれだけ違います。何より彼女達は「まだステージに昇っていません」。

舞台の袖の彼女達
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イントロのサビが始まる前のアバンカット。彼女達はステージに立っているように見えます。が、次のカットで未来が飛び起きるというコンテになっている事から、アバンは「未来が見ている夢」であることに間違い有りません。Bメロ最後サビ前の誰もいない客席の前に並ぶカットはゲネプロの風景であるかもしれませんが、ファンの前に立ってこそのアイドルであることを考えれば果たしてステージに昇ったと言えるのか。そしてサビの白背景の空間は淡い色調で輪郭線も薄く現実味の無い風景。

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その次のカットでようやくサイリウムに埋まる客席が現れますが、未来達は宙に浮いて見下ろしているだけ。上記のアニマス、アニデレのopのサイリウムシーンと比べても違いが明白です。そして最後のシーンで、彼女達が自分の脚で立っているのは舞台袖でしたとオチが付く。彼女達は765ASやシンデレラ達がBメロで立っていた位置に曲の最後でようやく立ったという訳です。
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↓つづく
posted by tlo at 17:26| 日記

2015年07月22日

10th始末記

持っていって良かったもの
・クールコア
水で濡らして首にかけておくだけで首回りを冷やしてくれるし、タオルとしても普通に使える。すばらしい。
・エアリズム
わざわざTシャツの下に着るので誤解されがちですが、極めて通気性がよく、肌とTシャツの間に空気が通る空間ができるので、汗の気化熱が体を冷やすようになる。すばらしい。
・シベリア
休憩中の補給に。アリーナを見下ろし食べるシベリアは格別だった。

あって便利だったもの
・オペラグラス
席が二日ともスタンド席後方だと分かり、見に徹するスタイルでいこうと決めて急遽購入。表情までは判別出来なかったけど、演者の全身を見ることが出来た。釘宮さん、割と脚でリズムとる方なんだなとか。ただ二日目はスタンド後方とはいえ黄色のサブステージが眼下に見下ろせる好立地。別に無くても大丈夫だった。
・ペンライト
見に徹するスタイルとはいえ、何も持っていかなかった過去のライブで手持ちぶさたになった事もあり、デレマス三属性色のだけ購入。これだけでも二日目はもちろん、一日目も釘宮さんとミンゴスとUO曲で振れたので十分だった。

無くてもよかったもの
・水2L、経口補水液
結論として水は一日1Lで十分、経口補水液は要らなかった。もっとも直射日光が当たらない好条件だった事や、見に徹するスタイルだった事が大きかったと思うので、一概には言えない。

持っていって失敗だったもの
・ポカリスエット
普通の濃いものを持っていったはいいが、温まってしまって水で薄めないと喉に引っかかってとてもじゃないけど飲めない。むしろ大工さんに貰った塩タブレットが良かったので水+タブレットにしておけば良かったと後悔。

持って帰ってきたもの
伊織Pとしてのケジメ、が個人的な10thのテーマだった。伊織は、春香とも千早とも違うアイドルとしての生き方をDIAMONDで示し、昭和の大アイドルの曲をカバーすることによって明確にした。それは、クラスにいそうな親しみやすいアイドルでもなく、表現に命を削るアーティストでも無く、誰もが憧れ、しかし直視は出来ない程に燦然と輝く「スタア」と呼ばれる存在だろうと思う。
遙か先に進んだ伊織に最早自分のようなPは不要であろうと、せめて伊織から貰ったものをかな子にしてあげようとブログのデザインも変えた。10thも演者の釘宮さんを通して立派になった伊織の姿を見届けようと、そういうつもりだった。実際、ライブ前半で釘宮さんはDIAMONDを堂々と歌い上げ、10年通してもライブでは初めてのHere We Goもとてもかわいく。伊織はもう大丈夫だと、そう確信できるアクトだった。
ところがそんな釘宮さんが最終パートの「またね」で崩れてしまう。あの釘宮さんがアクト中に崩れるというのは少なくとも自分には記憶が無い。あまりにも衝撃に、これは釘宮さんの演出に違いないとかいろいろな考えがぐるぐると巡る中、ふと無印の伊織のAランク成功コミュが思い浮かんだ。別れの際に、散々悪態とついていた伊織が「いかないで」と泣き崩れるアレだ。結局釘宮さんは立て直す事もままならなず、ステージを去って行っった。
私は伊織Pとしてケジメをつける筈だった。それを伊織は釘宮さんを通してとんでもない土産を押しつけてきた。10thは楽しかった。それは間違いない。ただ10thについて考えれば考えるほど、伊織に渡されたものをどうすればいいのかと、立ちすくんでしまうのである。
posted by tlo at 19:56| 日記

2015年06月18日

アイマスPの見た映画ラブライブ! 感想

ネタバレ上等です。

以下改行しながら私のスペック紹介。

・ラブライブを知ったのはうしわかPのアイマスMADから。

・TVシリーズは一切見てません。

・μ'sメンバーの名前と顔はかろうじて一致できる。

・最初のベスト盤CDは買いました。

・良かった曲はDarling!!

・かしこいかわいいエリーチカ

・世界の矢沢

・かな子Pとしてシンパシーを感じるので希がドム呼ばわりされるのは心が痛む。

・むしろ花陽のがかな子ポジであることに最近気づいた。

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↓つづく
posted by tlo at 02:34| 日記

2015年05月03日

新作動画についての文芸面的な記事 5/4加筆修正



と、大袈裟なタイトルですが、今回の動画は去年書いたシンクロ記事の延長上にある動画で「長回しを一度やってみたい」というだけのものでした。内輪向けに上げた途中経過動画を見て分かるとおり、それほどテーマ的に煮詰めたものでは無かったです。


ですがストーリーが無いと動画が作れない病にかかっている私ですので、曲のネタ元となるアイカツのトライスターとソレイユの顛末を考えつつ再構成したのが完成品となります。テーマを言葉にして記事にまで書くのはどや顔感があり気恥ずかしいので、動画に使った衣装を解説するにとどめます。色味で選んだものも有るのであまり深読みするほどのものではないですが。

#と、ここまで書いたらどや顔でやりきるしか無いだろうと思い直したので以下、大幅に加筆修正しております。

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ハイネスルージュ
"ヨーロッパでは上流階級の手芸として親しまれたキルティングを女王様風の衣装に"

フェアリーの1人としてデビューした貴音のスタート地点のシーンです。この後次々とユニットが変わっていきますが、やっぱり貴音は響美希とのユニットが一番収まりがいい。それはフェアリーという設定だけでは無く、身長といい体型といい髪型といい非常にボリューミーな貴音も、ゆるふわ金髪の美希、ロングポニテの響の中で、バランスが取れるからだろうなと。2人とも出てるとこは出てるし。
元々誘目性の高い赤の衣装を使うつもりで、ラレーヌルージュも試したのでしたが曲調も考えてスパルタンなふいんきも欲しかったのでDa衣装であるこれに。ダンスシンクロ選手権で艦長Pが使っていたのも印象に残ってましたが貫禄のある衣装だと思います。

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動画にdisり気味に指摘しているコメントもありますが、ここは所謂Ridgerターンです。DREAMのBメロに入る直前のターンに開いている目を合成しました。提督になられたようですが、カズマさんに贈ります。

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律子 モルフォハイドランジア
"華麗に舞うモルフォ蝶と、瑞々しいアジサイをイメージしました。花言葉は移り気"
貴音 ビジターフロムスペース
"外宇宙からの訪問者がイメージです。我々の前に現れた目的とは?答えはステージに!"
やよい オーシャンブルーレース
"海を渡る蝶をレースのモチーフにした衣装です。かよわい羽でも、飛び続けて!"

やよいとは律子が着るのは蝶をイメージした衣装。バーストアピールに蝶がでてきたり、貴音には蝶のイメージもありますが、それは彼女の本質ではありません。逆に貴音は浮かび上がってしまいます。
赤から補色の青への変化で落ち着いたふいんきに。ただ、やよいと律子というビジュアルに癖のある2人で貴音を挟みました。2人は身長も低いので貴音は衣装の色以外でも自然に浮かび上がってしまうという塩梅。上手にパーフェクトサン組、下手にミッシングムーン組を配置してこの後に続きます。
尚、最初のフェアリーのシーンで上手響、下手美希にならなかったのは、画として収まりが悪かったからという理由でした。Kosmos,Cosmosのフォーメーションだと手前にくる響が小さすぎてバランスが崩れてしまうのです。


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あずさ シャイニングオーキッド
"輝くように咲き誇る花の女王・ランをイメージした衣装。花言葉は優雅な女性"
貴音 ディープスペースドリーム
"宇宙にはいくつの星があり、あなたの星はどれだろう?深宇宙に思いを馳せて……。"
真 トゥインクルスパンコール
"無数の星々から、スーパースター・トップアイドルを目指して駆け上がりましょう!"

優雅さと向上心。貴音の内面を端的に表すキーワードです。ただそれでも貴音の深奥には届きません。
あずさと真には千早と組むACMと呼ばれるユニットがあります。少年的な真とスレンダーな千早と豊満なあずさというビジュアルバランスが成り立っているユニットですが、貴音はあずさの代わりに入るならともかく、千早の代わりに入るにはグラマラス過ぎです。

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千早 ムーンライトシャンパン
"月明かりの下、柔らかくはじける美酒のように芳醇なステージを演出する衣装です。"
貴音 エターナルテラ&ルナ
"地球と月は目に見えない固い絆で結ばれています。きっと、あたなとアイドルも…。"
春香 エバーグリーンリーブス
"さんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びて生い茂る常緑樹の葉をイメージした衣装です。"

上手に太陽、下手に月。日の光に照らされて浮かび上がる、惑える星としての隠された貴音の弱さ。Kosmos,Cosmosという曲とそのダンスフォーメーションで描くステージの上の天体ショー。
信号機組の2人とバランスをとるにはやはり美希ぐらい強いビジュアルが必要。どうやっても浮いてしまう貴音の居場所は765にあるのでしょうか?という所でワンダリングスター組に続きます。

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「リスペクトしあう場所」
映画版でも伊織は765のメンバーをライバルだと思っていると言い放ちます。貴音の強い部分を真正面から受け止めるのが伊織の役目
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「どこか大胆な所が好きだから」
ワンダリングスターでは貴音に憧れていた雪歩。ですが雪歩は貴音の内面を知ります。貴音の弱い部分を陰から支えるのが雪歩の役目。

ここに限らず目線のシーンはアニデレの精巧な演技を見て入れる事を決意。特に伊織の目線は好評なようで良かったです。

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ビヨンドザスターへの衣装替えは、765のトリックスターである亜美真美に。落ちサビのダンスはオーバーマスターです。

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ビヨンドザスターズ
"この衣装で、きらめく星々の彼方を目指しましょう!どこまでも果てしなく遠くへ!"

分離の象徴でもあったビヨンド衣装で踊る、統合の象徴マスターピース。大いなる矛盾もそのままに受け入れる765プロという場所。
アイドルマスターというコンテンツの文脈を知らないと分かりづらいシーンかと思いますが、分かっているとこの相克の内在に複雑な気持ちが産まれるかと思います。

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スターピースメモリーズ
"輝く星がモチーフになった衣装です。夜空に光る星のような輝きをアナタに!"

765プロの1人のメンバーとしての貴音。彼女のあり方は孤高ではありますが、孤独ではありません。テーマ的には前のシーンで目的はほぼ果たしていて、あまりに象徴的なこの衣装に替えるのは当初は躊躇ったのですが分かりやすくするために導入しました。

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アロセレーネ
"藍の空を彩る雅は、月の如し。今宵共に踊りましょう。ふたつの暦と成りて。"

さらなる高みに登る貴音。彼女の背中を押すのはメンバー達の想いです。
正直One For Allというゲームのサブタイトルを聞いたとき、また団結かとうんざりしましたが、Exストーリーの最後にAll for Oneと来てやられたと思わざるを得ませんでした。そういう意味でも、この動画はOFAというゲームそのものの動画でもあります。

以上、テーマを一言で言えば「アナタは唯一人の存在だけれど独りじゃない」となります。動画を見れば話は分かるようにしたつもりでしたが、実際ツイッターのTLでzeitさんやUnder_Sonic生でむすひらさんが見て分かられたようなので一安心でした

実は動画の完成間近にクローゼットPの動画が上がって、近いテーマだった事に非常に驚きました。色彩については確実に私の動画より綺麗です。ぱくろう。

TLで悪来さんがおっしゃってたのですが、まずOFAの衣装の多さや個別衣装機能がこうした動画を作りやすくしているのかなと。また音Pとも話したのですが、貴音は公式も二次創作も実はそれほど掘り下げられてない事も有るのではと。もしかしたら貴音P以外で貴音のパブリックイメージはラーメン以上のものは無いのではないかとさえ考えてしまいます。このようなテーマ被りが起きた事がまさにニコマスの今なのかもと思う次第です。
posted by tlo at 16:57| 日記

2015年05月02日

新作動画についてのニコマスP向けの技術記事

#というか自分向けの覚え書き

・ニコマスPにIntensityProを推せる訳
いきなり本編に入りますが、IntensityProが便利です。ゲーム配信などではもはや選択肢にさえ入らないとされていますが、元々プロ仕様なので用途が違う上に、ここ1,2年で編集ソフト側との連携が大幅に強化されてます。ニコマスPにとってはまず考えるべき選択肢だと思います。
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私の作業環境です。Ediusを使っていますが、左側のプレビューにゲーム画面が映っています。これはキャプチャ済みの映像ではなく、IntensityProから来ているリアルタイムの映像です。ショートカットのF9を押すとキャプチャが始まり、キャプチャ後は自動的にBINに追加され、そのまま編集中のタイムラインに乗せる事が出来ます。つまりいちいちキャプチャソフトを立ち上げ、aviutlなどで中間処理をするという手間が無くなりました。
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PremiereProでも同じ事は出来ます。こちらはキャプチャ用の専用ウィンドウを開く形になりますが、キャプチャ後はエディウス同様に自動的にプロジェクトに追加され、そのままタイムラインに乗せることが可能です。
キャプチャと編集がシームレスになるというのは作業効率が高くなるというだけではなく、キャプチャと編集を行き来して試行錯誤も出来るので作り込みにも有利です。少なくとも編集中に素材が必要になって素材を撮り直すという非常にテンションの下がる作業が無くなっただけでも私はありがたかったです。

VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki - Intensity Pro
IntensityProそのものの導入にはこちらの記事で事たりるかと思います。気をつけるのはPS3だとHDMIキャプチャが出来ないので、コンポーネント接続にするか分配器が必要になると言う事です。が、ゲームは元々720pなのでコンポーネント接続が安上がりで十分かと。それと必ず最新ドライバを使うことと、新しいドライバを入れる前に必ず古いドライバを削除することでしょうか。

IntensityProを使用したPremiereProのタイムラインプレビューについて(2011/11月更新)
PremiereProとの連携はこちらで。Intensityが問題無く導入されていれば(ドライバ付属のキャプチャソフトでキャプチャできれば)こちらの記事のように新規プロジェクトを作るときにシーケンスプリセットに出てきますのでそれを選ぶだけです。

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Ediusについても、導入さえ出来れば簡単です。設定>システム設定>ハードウェアと開いていくと上のような窓が開きます。ここで新規を選ぶとプリセットの設定画面になります、名前をつけて、二つ目の窓で以下のような表示になると思います。
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ここでインターフェースの選択欄にIntensityProがあると思うのでそれを選択。ビデオフォーマットをIntensityProのドライバと同じ1280x720 59.94pを選択。コーディックについてはGlass Valle HQXにしました。非可逆コーディックではあるのですが、設定次第で可逆コーディックと同程度になるというものです。余談ですが後継規格とはいえ、07年当時はカブキンPとえびPしか使ってなかったブルジョアコーディックを使えるというのは感慨深くあります...その後のアウトプットの窓はデフォルトのままで設定終了。尚出来たプリセットをショートカットに割り当てておくと後々便利です。
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後はキャプチャ>入力デバイスを選択とすると先ほど作ったプリセットが出てくるのでそれを選択。先にショートカットに割り当てておけば画面写真を見て分かるとおりF2に割り当てられているのでF2を押すとIntensityProに来ている画面がが映し出されると思います。ここまで来たら後はF9を押すだけでキャプチャが始まります。
ちなみにIntensityはスループット出力がついているので、モニタをもう一つ用意して出力側をHDMIで繋げるとラグなしでゲームも可能です。シビアな格ゲーでもしない限りは分配器も必要ないかと。出力についてはEdiusは設定が必要ですがPremiereProならプロジェクト開始時の選択をするだけで良かったかと。

FinalCutについてもIntensityProは対応してるとのことなので、対応編集ソフト使っている方はPC新調時に検討してはいかがでしょうか。

・EdiusからAfterEffectへ
EDIUSのAAFをAE CS5で読む!! - Yahoo!ブログ
今回の動画はEdiusでダンスを編集してから、AEでレイアウトや色調補正を行いました。EdiusからはAAFをエクスポートしてAEを上記の方法で読む形です。使ってみた印象としては単純な速度調整まではAEにまで持って行けるけど、それ以上は単純なフェードさえも持って行けません。さすがにPremiereProとのダイナミックリンクには及びませんが、AEで一番苦痛となるダンス合わせをプレビューさくさくなEdiusで出来るというだけで価値はあります。ただ、何故かプロジェクトのfpsが変わります(今回はEdius側で59.94だったのがAEに映すと59.94001という謎の数字に)。また、速度調整も1、2カ所で変わって(フェードを多用するので気づいたようなもので、普段なら気づかない程度のものでしたが)いました。

↓つづく
posted by tlo at 21:39| 日記

2015年04月23日

10cmの背伸び 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 13話感想 後半

後半に入る前に、13話について指摘しておきたい点が一つあります。

【デレマス13話】笑顔の裏に潜むもの――その時美波は何を思っていたのか?

私も13話は「結構大味」だという感想には同感です。病室の新田さんについても、恐らく何か忘れていると前半記事で書きました。初見だったらそれ程気にはならなかったことも、感想を書こうと見れば見るほど不明な点が出てくるという点で、アニデレらしからぬ回だったと思います。私が特に引っかかったのは、ここの一連のカット。
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さて、ニュージェネレーションは蘭子のフォローもせずにどこにいたのでしょう?

もちろん、カットにこそ無いですがどこかで何かしていたのではという話は出来ます。ですが、アニデレはみりあが蘭子の言葉を理解していた例を見れば分かるように、何かあればそれはキチンと描写をしてきたアニメです。まして、ここは「新田さんが12話で築いたチームワークが回り回って新田さん自身を助ける」という流れで来ているのに、ニュージェネレーションだけがGOIN'の全体練習以外に姿が無いというのは、筋としても通りません。後半はそこの所を妄想で補完しつつ、感想を書いていきます。

・智絵里の危機
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新田さんが倒れた件で、本人を除けば一番ショックを受けているのは智絵里です。目の前で人が倒れたというだけで智絵里で無くても十分に動揺してしまう状況ですが、智絵里にはそれだけでは済まない衝撃でした。
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蘭子のステージを固唾を呑んで見守るメンバー。メンバー全員がモニターを見ていますが、かな子だけは体を智絵里に向けています。そしてなにより、杏が智絵里の背中に手を回しています。誰かをフォローするにしてもそれとなくさりげなくだった杏がこれほどまでに直接的な手段に訴えているのは1期を通じてここだけ。どれだけ智絵里が危機的状況だったのかが知れます。

CandyIslandはかな子と杏が1人では何も出来ないと言う智絵里をフォローする形ができあがっています。しかもただフォローするだけではなく、フォローする為に2人とも実力以上のものが引き出されるのは9話で見たとおりです。少女ファイトを知ってる人なら、黒曜谷バレー部と似た状態といえば分かりやすいかと。
ですが、智絵里は自分がフォローされているという事に負い目があります。しかも杏とかな子がフォローすればするほどその負い目は深くなるという、危険なスパイラルを孕んでいるのがこのユニットです。9話では2人のフォローに応えようとする智絵里の奮起がありましたが、まさにその9話で自分のように倒れた新田さんに、9話でかな子や杏がしてくれたように智絵里は出来ません。それどころか今回も杏とかな子の手を焼かせてしまいました。彼女が泣いているのは、自責と無力感ゆえです。裏返せば智絵里は、なりたい自分を持った理想の高い子なのかもしれません。

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「自分に出来る事をちゃんとやらないと」
杏とかな子のフォローの甲斐あって、智絵里が前を向きます。杏が出来る事だけでいいんだよと視点を変えてあげて、かな子が励まします。CandyIsland必勝の継投パターン。そして未央がCandyIslandに呼応するのですが……

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ですが「自分に出来る事をやる」といってもNGは最初から自分達のステージをリベンジと称して、やる気満々でした。やる気が過ぎて空回るぐらいだった筈です。しかも蘭子が出来る事以上の事をしようとしていて、皆が自分に出来る事でフォローをしているのに、上記したとおりNGだけがその描写がありません。
NGの3人には自分達のデビューイベントのリベンジだけが問題だったという誤読さえ可能で、12話から繋いでいたチームワークというテーマが此処で切れて、ニュージェネのリベンジという別テーマの話が始まってしまってるようにも見えてます。

・ニュージェネレーションは何処にいた?
ではNGは何処で何をしていたのか。その辺一切描写が無いのですが一番妥当な想像は「GOIN'のフォーメーションを全体練習前に詰めていた」という辺りかなと。唯一NGが描写されていたのはGOIN'練習のカットでしたし、12話でも分かるとおり全体曲の練習で皆を引っ張っていたのは空回り気味とはいえ未央でした。ただ、その未央ですが一つ気になる描写があります。
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「でもまだ雨降ってるね」
智絵里の言葉に未央は表情を曇らせます。表情を変えない杏はともかく、何はともあれフェス再開を喜んでいる様子のかな子や凜、卯月とは対照的です。この後の出番はNG。雨中というだけでは無く、先輩達が暖めたステージは冷え切り、デビューして間もない彼女達を見に来るファンも多くは期待できません。リベンジどころではないバッドコンデション。NGが困難な状況に居る事に気づき智絵里はすぐに謝罪します。未央は平気だと言ってみせていますが、一番不安に思っているのは未央本人であることは明白です。
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やはり、未央には自分達のステージで頭がいっぱいなのではないでしょうか。智絵里が何も出来なかったことを吐露するこの場面も、未央は凜や卯月と表情が違います。凜と卯月は口を開けどう反応していいのか分からない様子ですが、しっかりと口を結んだ未央は智絵里の言葉を受け止めているというように私は感じます。凜と卯月は何に戸惑っているのか。私のtwitterのTLにこのような指摘をする方がおられました。

「誰かが「がんばる」と、誰かが「がんばらなかった私」になる。
                    その陰を担っているのが智絵里だ」

智絵里は誰もが感じていた負い目を代弁し、凜と卯月は言われて気づいた。そして未央は自分達のステージが一番大事だからこそ、蘭子とアーニャのステージの成否に気を回せない自分に気づいていた。「私はデビューイベントのリベンジで一杯。大体、ラブライカは同時デビューだったのに、順調に仕事が増えていたじゃないか。私達は他のメンバーの仕事を見に行ける程暇だったのに。余計な仕事を増やす余裕は無い、でも……」とここまでは踏み込みすぎですが、智絵里の言葉を受け止めた上で何かを考えている事までは間違いは無いでしょう。こうして踏め込める隙が13話にはあります。
↓つづく
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2015年04月21日

What are chubby girl made of? 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ かな子食べてるシーンまとめ

#または私は如何にして心配するのを止めてかな子を愛するようになったか

今回の記事はPCで見やすいようにしてあるので、スマホでは見づらいかと思います。スイマセン

あなたはかな子を誤解しています。もちろんほとんどのデレマスPなら分かりきってる事ですが、あなたはかな子の持つアイドルとしての本当の魅力を分かっていません。特にアニメ化以降、心ない言葉が浴びせられる事例をあなたも見た事があると思います。かな子を例の紐で縛ったらハムになる等の妄言は爆発四散すべきです。

かな子はデブで食べてばかりいるという偏見。

では、アニメはそこまで食べる描写が多かったのでしょうか? 食べているシーンの描写を検討しつつ、あなたの蒙を啓くのがこの記事の趣旨です。

・かな子と卯月の食べているシーンを比較する
ここで同じCuアイドルである卯月と比較しながら論を進めます。お菓子を食べていたり持っていたり、あるいは目の前にお菓子がおいてあるシーンを抜き出してみましょう。

1話
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冒頭のお願いシンデレラのシーンの一カット。歌詞の「Everydayどんなときも」に合わて咀嚼しているカットであるのはあくまでぐうぜんであり、あなたはこのカットがかな子が1人で食べている唯一のシーンである事に留意すべきです。

2話
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卯月達3人とプロジェクトメンバーの初顔合わせのシーン。かな子の勧めで彼女自作のクッキーを卯月は手に取っています。かな子と智絵里のカットは、卯月達が美嘉のライブに出る事が決まったシーンの後。本論からは逸れますが、智絵里は四つ葉のクローバーを幸運のお守りとしています。ですが四つ葉のクローバーが出てくるのは智絵里が不安になってる描写の時だけですので、あまり幸運のお守りというイメージを持てないのが不思議。

3話
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かな子が焼いてきたプチシュークリームを卯月が食べます。かな子も食べようとしていますが、2話と似たシチュエーションです。サンドイッチを食べようとしている卯月はライブ直前のカット。

4話
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やはりかな子が焼いてきたクッキーを食べる卯月。かな子みたいに美味しそうに食べています。2話、3話、4話と似たシチュエーションが描かれており、かな子のお菓子作りがみんなと食べる為である事が強調されます。未央にお菓子作りについて聞かれたかな子のセリフにも明確です。
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「(お菓子作りは)好きだし、こうやってみんなで楽しくおしゃべりできるし」

5話
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自宅でCDデビュー祝いのケーキを食べる卯月。もう一つのカットは卯月達3人がユニットの名前を決める会議中のもの。かな子と智絵里のカットは、自分達のデビュー案をみんなで考えているシーン。面白い事に、卯月もかな子もPがやってくると食べているお菓子を隠します。Cuアイドル特有の反応なのか、あるいは卯月もトレーナーから何か言われているのか。

6話
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一枚目はNGがゲスト出演したラジオ番組を聞いているカット。かな子が市販のお菓子を食べている珍しいシーン。そして伝説となったマカロン差し入れシーン。ここにも卯月はいますが、見切れているのでカウントはしません。

7話
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卯月とPにお見舞いの品であろうゼリーが出されます。ここは、卯月が熱があっても食べやすいであろう冷たいゼリーをチョイスしたというPの気遣いの描写かもしれませんが。

以上ここまでで、かな子は8シーン、卯月は7シーンという結果です。かな子の食べてるシーンが突出しているという訳では無い事が分かります。食べているシーン=かな子のシーンでは無いのです。

しかし、登場する尺に対して食べてるシーンの割合はかな子が圧倒的ではないかという反論はありましょう。事実8話以降、NGの出番が減り卯月が食べているシーンは有りませんが、かな子の食べているシーンは安定して出てきます。以下上記した条件に合うシーンを抜き出していきます。

8話
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Pと打ち解けようという未央の提案に乗る形で、Pにクッキーを振る舞うかな子。戸惑うPは、かな子のお菓子の味が分かったのか心配ですが。
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「そういう時は、お菓子があると話が弾むよ」
悩む蘭子にPと話すきっかけを、とマーブルチョコを渡します。コミュニケーションツールとしてのお菓子。かな子の価値観の一端が分かるシーンです。

9話
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CandyIsland当番回です。収録ではマシュマロ食べたいと積極的に手を上げます。見た目とキャラクターの一致はテレビでは非常に強い武器です。また事務所だけでなく、控え室どころかセット裏にまでクッキーを持ち込んでいる事が分かります。

12話
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12話は今までのおさらいとして、ユニット回と似たシチュエーションがリフレインされていたように思います。この飴食い競争も9話のマシュマロの変奏だろうなと。

以上、7話までのシーンを足せば16と正直申し開き出来なくなりそうなぐらい、かな子と食べ物が一緒に描写されるシーンは少なくはありません。ここで、アニデレ全体を俯瞰してかな子以外で食べ物が関わるシーンをいくつか見てみます。

↓つづく
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2015年04月13日

10cmの背伸び 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 13話感想 前半

13話についてはあれこれ書く事は無いと思ったのですが、13話の記事が無いのも収まりが悪く。なので、4/4にあったアイドルマスターミリオンライブの2ndライブ初日の感想を絡めて13話の感想書いたのがこの記事となります。なぜミリオンの2ndが絡むのかは、最後までお読み頂ければと...

・新田さんのつまづき
フェス当日に新田さんが倒れます。リーダーに選ばれて張り切っていた彼女は、不安を忙しさでごまかそうとしていました。
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「違います。私も夜遅くまで練習したりしていたので」
悪いのは自分と、負担をかけたというPの言葉を即座に否定する新田さん。この言葉はPに対する気遣い以上の彼女の性格の根幹に根ざすものでした。

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悪いのは自分。ならば、行いに対する結果を受けるのも自分。それでも諦めきれない感情と、理性との葛藤。ここで無理をすればステージを壊しかねない状況に、彼女は自分の行動に対する責任を取ります。彼女は、潔癖なのです。

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「私が出られないのは自分の所為です。ですが、アーニャちゃんは…!」
その潔癖さは、このセリフに端的です。自分は責任を取ったけど、アーニャには何の責任も無い。だからアーニャが巻き込まれることに、その潔癖さ故に新田さんは耐えられません。新田さんはPに懇願します。

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「私たちにはPの用意してくれた曲と素敵な衣装しか無い」
この5話のセリフも、望外な幸運をそのまま受け止められない彼女の潔癖さ故のものだったと思えます。たとえ自分に都合の良いものでも、自分の行動に伴わない結果に、彼女は不安を覚えたのかもしれません。その不安はアーニャと共有され、ラブライカというユニットは良い方に進んでいきました。が、リーダーになったのは自らの行動の結果であり、その責任感故に、新田さんはすべて自分だけで事を進めようとしていました。アーニャとどうしてきたかという事を忘れて。よかれと思ってしたことが裏返るアニデレ世界の罠に彼女もはまります。

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本論からはそれますが、みくも自分に納得のいかない事は、たとえ自分に都合の良いことでも叩き返す性分です。*はラブライカの対比と以前記事に書きましたが、似ているところもあるのかなと。

・NGのつまづき
これまでも何度も出てきた、良かったはずのことがかえって徒となるシチュエーション。むろん作劇の為のアクシデントと言えばそこまでですが、ライターの都合だけで話を進めている訳では無いのは10話のシナリオで検証済みです。ここまで執拗に描かれたシチュエーションであるなら、そこにはライターの意図以上の、作品のメッセージがあるに違いありません。

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NGのつまづきは3話での経験を、勘違いしてしまった為でした。未央はライブの成功をファンの動員数であると思い込み、まだ右も左も分からない凜もライブとはそういうものだと思い込みました。彼女達のデビューライブは、客観的には大きな失敗も無く、まず成功という部類でした。ですが動員数でしか判断が出来ない未央には失敗としか映りません。

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そもそも、美嘉のステージに上げてもらえたのは幸運の賜物でした。もちろんその後のダンスレッスンで苦労はするのですが、彼女達はあくまでバックダンサーとして採用されたのであり、3話も途中までは彼女達の不安を置き去りに粛々と進行していく舞台裏が描かれています。

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「運も実力のうち」
6話まで何度か口にしていた未央の言葉。彼女達のつまづきは、勘違いに対する懲罰なのでしょうか? 
9話で智絵里が倒れたことも、10話で凸の3人がPとはぐれた事も、12話で蘭子が全体曲で苦心した事も、懲罰なのでしょうか?

・木戸伊吹のつまづき
ここで冒頭に紹介したミリオンライブの話になります。木戸さんはミリオンライブに登場するアイドル矢吹加奈のCVを担当している声優です。ミリオンライブには春香たち765ASを含めて50人のアイドルが登場しており、ゲームのローンチ時点では、矢吹加奈はその中の1人に過ぎませんでした。アニデレでのNGに当たる中心的なアイドル3人でもなかった可奈。そんな彼女が劇場版アイドルマスターで、重要な助演に抜擢されます。

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可奈に声を当てる木戸さんは、80年代アイドル黄金期を支えた業界大手ホリプロによる声優プロジェクトのオーデションをくぐり抜け、グランプリさえ逃したもののその才能を見いだされホリプロから声がかかったいわば、シンデレラガールです。既に深夜アニメで主演を経験したこともあり、この抜擢にも迫真の演技で応え、映画のシリアスな描写に厚みを加えました。


ですが映画成功の余勢を駆って開催されたさいたまスーパーアリーナのライブで、彼女はつまづきます。定期ライブの経験はあったものの、日本でも指折りの大規模な会場でのライブは初めて。アイドルマスターというコンテンツとしてもアリーナは初めて。節目となる記念ライブという位置づけ2万を超える観衆が集まりました。その前で、彼女はソロのアクトで出だしから感極まり、涙でまともに歌えなくなってしまったのです。
アイドルはそんな初々しさを楽しむコンテンツという一面もあります。観客が見守る中、彼女は後半どうにか立て直すのですが、その後のインタビュー等ではそのようなアクトをしてしまった忸怩たる思いが漏れ伝わってきます。
さいたまスーパーアリーナという大舞台は、木戸伊吹にとって懲罰だったのでしょうか?

・階段を昇るという事
もちろん、そんなこと考える人はいないでしょう。彼女が声優としてどのようなキャリアを積もうと考えているのか、そこまでは分かりません。ですがアリーナの舞台は、彼女が声優として昇っている階段の、あまりに大きな段差であったと思います。
4/4に行われたミリオンライブ2ndでの彼女は、控えめに言ってもアリーナとは別人に見えました。オープニングの全体曲のThank You!で一瞬アップで抜かれたある1人の演者の目力に「これほどのビジュアルを作れる人は雨宮天さんしかいないだろう」と、私などは勘違いしてしまった程です。
このライブに先立って行われた劇場版アイドルマスターの打ち上げイベントで、彼女は「もう泣かない」と宣言していました。その宣言もあり彼女のアクトを楽しみにしていたのですが、そこにいたのは「役柄上たまたま舞台に上がった声優」ではなく「アイドル木戸伊吹」でした。彼女はステージに昇る事の意義を、彼女なりに自分のものとして獲得したのだと私は思いました。

↓つづく
posted by tlo at 22:46| 日記

2015年04月05日

心を一つに 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 12話感想

12話はこの作品にしては珍しく、キャラクターにセリフで説明をさせていた箇所が多かったように思います。非常にわかりやすく、13話に向けて視聴者にも「心を一つに」して欲しかったのかもしれません。今回はこの「心を一つに」を具体的に考えながら、感想をつづっていきます。
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・各ユニットの現状
8話から始まったユニット回。それぞれのユニットの長所と弱点が描かれてきました。困難を乗り越えチームワークが回り始めた各ユニットですが、ここにきてPが出した全体曲の課題により再びその弱点が露呈します。

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ニュージェネレーションはCD発売イベントでの失敗の挽回を誓います。ですが、空回りする未央を御する事を誰もできていません。未央には次は失敗するわけにはいかないというプレッシャーがあります。3話でプレッシャーにのまれた未央を動かした凛が動かない事から、ニュージェネレーションはいまだ機能不全であるようです。

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ソロでデビューした蘭子。自らの思い描くヴィジョンそのままにデビューできたのはよかったのですが、ここにきて「ほかのアイドルと一緒にステージに上がったことがない」事が徒となり蘭子を苦しめます。良かったはずの事がことが裏返って徒になってしまう、アニデレ世界観の現れです。

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テレビ収録時の危機をチームワークで乗り切ったCandy Island。ですが身体能力の低さは克服されていません。杏の指摘は全うなものですが、智恵里を励まさなければならないかな子もダンスには自信が持てず、背を向けてしまいます。

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全体曲に一番喜んでいたのは凸レーションでした。ですが乗る気でない周囲の反応に、きらりが凹んでしまいます。まるで自分が楽しい事がいけない事かのように、周囲の空気を過敏によんでしまうきらり。10話で見せた彼女の一面もまた解決されていません。

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ようやくデビューを果たしたアスタリスク。例によって些細なことでぶつかり合う二人ですが、この衝突さえコミュニケーションと考えればみくと李衣菜の意思疎通には心配がないように思います。そんな二人が共通して不安視しているのは場数の少なさ。11話のイベント以降、まだステージの仕事はほとんどない様子です。

ユニットが内包する弱点は、ユニット内のチームワークで補われています。が、ユニット内では回っているチームワークも、ユニット間では全く機能しないどころか衝突の原因となってしまいます。

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倒れ込むCuアイドル達。NGの中では卯月はダンスを苦手としています。Candy Islandは体力も保たない様子。

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卯月を励ます未央。卯月は3話、6話でも描写されたように出来なければ出来るまで練習する性分です。なので未央の励ましは卯月には有効に作用します。

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ですが未央の叱咤激励はCandy Islandの智絵里には萎縮させるものでしかありません。

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未央のニュージェネレーションでのやり方を、杏は拒みます。いつものどこかおどけた口調で無く、効率主義者の現実的な分析です。C.I.にはC.I.のやり方がある。が、杏には対案が示せません。
↓つづく
posted by tlo at 05:46| 日記

2015年03月30日

48時間 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 11話考察

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11話の面白さはバディフィルムの面白さでもあったと思います。バディフィルムの定義はwikiによれば「対照的な性格の同性の2人を突き合わせるジャンル映画。2人は誤解し合いながらも、劇中のイベントを通し友情育み、互いを尊重し合うようになっていく」とあります。リンクしたwikiにはバディフィルムの例として映画48時間を挙げていますが、この記事を読まれる方にはアニメタイガー&バニーの方が通りが良いかもしれません。
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みりあ曰く「5分に一回は喧嘩してる」と言われる2人がユニットになったという事に未央はPが何考えてるのか分からないと言い、プロジェクトメンバーの誰もが首をひねります。価値観の違いから事ある毎に対立するバディもので典型的な対立描写です。ですがみくと李衣菜がPに談判しに来た際、適当に余り物を組ませたんじゃないかという訴えに、Pは真剣になって答えます。
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「そんなことはありません。相性の良いユニットだと思います」
例によって結局Pの口から語られることの無かったこの言葉の真意。実は似たもの同士だからという考察は既にあちこちで語られているので、違った切り口で迫ってみるのがこの記事の趣旨です。

・シンデレラプロジェクト、ユニットの狙い
二人の相性について論じる前に、シンデレラプロジェクトの他のユニットについて考察しつつ二人がそこに配置されなかった理由を考えてみます。

まずはソロであるRosenburg Engel。蘭子は独特の価値観を持ち、言動もそれに従っています。さらに彼女の脳裏にはすでにその価値観の結晶とも言えるヴィジョンが結ばれています。
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度々ネタとして扱われる蘭子のグリモワールの絵。確かに人物の表情は顔文字程度ですが、衣装などのディティールは非常に凝っています。厨二病の妄想だとしてもここまでくればクリエイティブです。事実Pは蘭子のヴィジョンに従う形でPVを作りました。Rosenburg Engelは例えばカゲロウプロジェクトのように、個人が構築したオリジナルの世界ごとプロデュースするユニットであり、だからこそソロである必要があったのだと考えます。みくも李衣菜もそれぞれにこだわりは持っていますが、ソロでやるなら蘭子のような固有結界持ちでなくてはアイドルとして勝負にならないでしょう。

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トリオの場合、Pはバランスを重視します。ニュージェネレーションは既にPの口からバランスと語られました。Candy Islandのバランスもチームワークという形で9話で存分に示されています。凸レーションについても窮地を逆転させるほどの可能性が10話で示されました。が、仕切りたがり屋のみくがトリオに入ることはあり得ないでしょう。

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本論から外れますが、凸レーションのバランスについて。普段は莉嘉が最初に動いてみりあがそれについて行き、きらりが後ろから見守る形。莉嘉が動けなくなったときはきらりが前に出て二人を引っ張る。きらりが動けなくなった時はみりあが前に出て導くという感じで誰か誰かが常に先頭に立てるようになってるのかなと。

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また凸とC.I.のCDジャケットを見てみると、それぞれリーダー格にあるきらりとかな子のイメージが据えられている事がわかります。蘭子と同様に独自の価値観をもっているきらりですが、彼女はその価値観をまだ既存のファッションブランドに仮託している状態です。いずれきらりオリジナルの世界観が生まれそうですが、凸のビジュアルコンセプトはPが、きらりの価値観を形にしたものであろうと考えます。かな子の価値観も言動どころか体型にまで出てくるレベルです。C.I.も彼女のふくよかなヴィジュアルに合わせたイメージをPは用意したのだと思います。かな子がダイエットに失敗したからかな子のイメージに寄せた等の可能性は排除します。【PR】第4回選挙はかな子に清き一票をお願いします いずれにしても、自分の価値観にまだ自信を持てない李衣菜では、トリオリーダーとしてロックを押し出すのは無理でしょう。
↓つづく
posted by tlo at 21:35| 日記

2015年03月22日

演出の魔法を読み解く(後半)〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 10話考察

前半ではシナリオの仕掛けについて考察をしました。後半は絵コンテや演出を考察してみたいと思います。

1.エスタブリッシュメントカットからセリフをかぶせる
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エスタブリッシュメントカットというのは、シーンの冒頭に入れる状況説明のカットの事です。予告にも使われた竹下通りであることを示すこのカットが典型的です。本編ではカットされてましたが、予告では上にパンして尺を使っていました。このカットは長めにとって必要ならば間をあけて視聴者にシーンが変わった事を印象づけるのが定石です。が、逆にそれをしなければ視聴者を混乱させる事となります。

警察から事務所に電話が入ってきたシーンを見てみます。
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場所を示すエスタブリッシュメントカット。ここに新田さんの「え?!」というセリフが被ります。

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続いて電話。事務所内の描写ですがあえて電話のみにして視聴者に情報不足にしています。その上で緊迫感溢れた「あ、はい、少し待って下さい」とセリフが被る

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ようやく声の主である新田さんのカット。やはり緊迫感溢れた表情をセンターに据えたアップのカット。

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でようやく事務所内の様子が引きの画で説明されるという具合です。美嘉に電話がかかるときも同様

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「はぁ?!」と美佳の声

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「分かった。すぐ行くから」と苛立ちを感じる声。

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ようやく楽屋内部ですが、スマホをしまって立ち上がるという描写をすっ飛ばして美嘉が走って出て行く、といった具合。このように、状況説明をしつつセリフをかぶせて展開のテンポを上げ、視聴者に十分な理解をする時間を与えずに、緊迫感のあるセリフで視聴者を煽る。という事が随所で行われています。ストリングスによるBGMもサスペンス調です。

2.電話は受信側を描写する
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先の事務所で新田さんが電話を受けるシーンにしても、美嘉が電話を受けるシーンにしても、電話を受信する側が描写され、発信側の描写はオミットされます。展開のテンポを上げるためであるだけで無く、視聴者も情報の受け手に押し込めています。

3.電話の発信側を描写する時は話し中
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発信側が描写される時、相手は話し中です。登場人物の焦りやフラストレーションを視聴者は共有してしまう形になります。

4.電話中は横顔。
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映像において横顔というのは気をつけて扱うべきレイアウトです。被写体がこちらに向いていないため、視聴者はそれを観察的に見る傾向があると言われています。また、横顔の写ってない側に視聴者は想像をいたすとも言われています。「アニデレが横顔を使ったら用心せい」と舟木一伝斎も言っています。10話では情報が一方通行である事の暗喩として使われている節がありますが、正面の顔を避け、場合によっては電話で口元を隠すまでして情報を遮断し、視聴者に不安感を与える効果を上げているように思います

5.カメラを横切る通行人
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唯一発信側から電話が繋がった描写しているカットではあるのですが、その前を通行人が歩いて行きます。莉嘉の電話を受けているであろう美嘉の前にも通行人。情報が途切れ途切れである事の暗喩と共に、視聴者にフラストレーションを与えているように感じます。

↓つづく
posted by tlo at 16:57| 日記

演出の魔法を読み解く(前半) 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ 10話考察

予告からアニデレ10話は迷子回だろうと予想はされていましたが、ここまでハラハラさせられるものだとは思わず、ものすごく引き込まれてしまいました。携帯どころかスマホでLINEなこの平成の時代に、しかも原宿という比較的狭いエリアですれ違いドラマを成立させてしまう演出には畏怖さえ覚えます。アニメや映画の監督なぞすることは一生無いだろうけど映像を生業にしてる者の端くれとして、この演出をパク学ぼうというのがこの記事の趣旨です。

・凸レーションとプロデューサー
凸レーションは莉嘉とみりあという年少組2人ときらりというお姉さんで構成されているユニットです。きらりはその役に自覚的で、ゲームをしていないアニメからの視聴者も杏のお世話をしていた姿を見てきた筈なので、彼女が実質のリーダーである事は容易に理解出来るだろうと思います。莉嘉はおませな中学生、みりあは遊びたい盛りの小学生とあって、Pはずいぶんとやりにくそうですが、彼女たちの奔放な個性を殺さぬよう自由にやらせるプロデュース方針であるようです。
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実際やりたい放題に見える彼女達ですが、Pに掲げられた課題に対し、自主的に考え、解決しようという意欲があります。この辺りはCandyIslandのようにうまく回っているようです、が、今回はこの自分たちで考えて動くという方針が災いしてしまいます。
では本題に入ります。

・シナリオの流れからみたすれ違い
最初に述べたように、昭和の時代ならともかくコミュニケーションツールが発達した現代ですれ違いの作劇は非常に難しいものになっています。それをどう実現させているのかをシナリオを時系列で追って見てみようと思います。

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1.莉嘉からPに電話をかけますが、Pは電話に出ることを禁じられます。Pが警官におとなしくしたがっているのは、画からもセリフからもヒントはありませんが、Pはこの時点で3人とはぐれてもきらりが年少組をうまく引率してくれるだろうと期待してるのだと思います。事実きらりはお姉さんを自任してますし、Pもそれを期待してユニットを組んだのは想像出来ます。さらにきらりは原宿が自分の庭だとまで言いいますが、Pもきらりの採用時点でそれを知っていたかもしれません。そうでなくては、後の狼狽ぶりから警官にくってかかるまであり得たのではないでしょうか。ともあれこの時点で、Pと凸レーションは互いの状況を知る、情報交換の機会を失います。

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Pが迷子になった!
子供らしい自身を世界の中心に置く現実認識ですが、Pが置かれた状況について情報が無ければ、「Pが知らないおじさんに連れて行かれた」とも言えなくはありません。同じモノをみても、個々人の認識は違うというデレマスで度々描かれるシチュエーション。事実きらりは後に事務所に連絡している時に「Pとはぐれた」と言い、自分たちが迷子になっているという認識でいるようです。その認識のズレが、この後情報の不足と相まって混乱の度を増していきます。

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2.きらりから事務所に電話をかけますが、事務所は警察からの連絡とちひろへの連絡で電話に出ることができません。ここで事務所はPの状況を知りますが、凸レーションの状況を知る、情報交換の機会を失います。それどころか新田さんは警察という言葉にうろたえ、この状況で一番頼りになるであろうちひろが事務所から引き離されてしまいます。

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3.莉嘉から美嘉に電話が繋がります。Pと連絡が付かない状況で、莉嘉にとって次に頼りになるのは美嘉です。ですが、この時点で凸レーションのメンバーはPの状況について全く情報を得ていません。一方美嘉は凸レーションとPの状況について不完全な情報を得てしまいます。後、本筋ではありませんが響=きらり、やよい=みりあ、真美=莉嘉なのかなと背景のポスターに妄想。

↓つづく
posted by tlo at 00:51| 日記

2015年03月17日

プロデューサーの言いたかった事〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ9話考察

9話で1カ所引っかかるところがありまして。いや、かな子が太すぎるのは1カ所どころじゃないのでそれじゃないです。引っかかったのはここ。
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「仕事ですから。それに…」
この言葉の先です。とかく仕事をさぼる杏に向けた言葉ならともかく、かな子の心も折れてるこの場で「仕事ですから」はノーマルコミュニケーション止まりでしょう。その辺の言葉の綾で痛い目を見たプロデューサーです。「それに」の先には何か別の言葉があったのではと考えます。
それを推察してみようというのがこの記事の趣旨です。セリフ的にも画面的にも全くノーヒントなので完全に妄想でしかありませんが、Pが意図を持って組んだこのユニット「CANDY ISLAND」の考察を通して探ってみます。

・ニュージェネレーションの「バランスの良さ」
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まず先行してデビューしたニュージェネレーションについて見てみます。5話で凜に何故この3人なのかと問われた時に、Pは「バランスの良さ」と答えています。そのバランスとは何処にあるのかと考えたときに、まず考えるのがゲーム内の分類、Cute、Cool、Passionです。アイドル個人の性行と売り出すアイドルイメージを表すと思われる分類ですが、3人の性行についてはまだプロジェクトに合流して日が浅く、当時はPもアイドルと距離を置いていた事から見抜けなかったと思います。ただしユニットを組みつつ個々のメンバーは売り出すイメージを変えるという戦略はリスクヘッジとしてあり得ます。
もう一つアイマスにはヴィジュアル(Vi)、ダンス(Da)、ボーカル(Vo)というスキルによる分類が存在します。アケマス以降ミリマスで受け継がれているこの分類に沿えば、2話の初ダンスレッスンでも比較的余裕のあった未央はDa。3話で美嘉に質問するときに歌声を披露してPを刮目させた凜はVo。そして1話で凜の心を動かした天性の笑顔を持つ卯月がViと言った所でしょうか。ニュージェネレーションのバランスはこの辺りかもしれません。

・CANDY ISLANDのバランス
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CANDY ISLANDが如何なる理由でもって組まれたかは今のところ言及はありません。CuCoPa分類でいえば3人ともCuであり、CDジャケットを見てもユニットの売り出し方向は甘さ可愛さで有ることは明白です。Cuアイドルの中で異彩を放つ杏さえも、この方向性に沿って「作って」いることが9話からうかがえます。
ViVoDa分類では杏が常にカメラに対して表情を作れるレベルにありViスキルの高さがうかがえますが、かな子はゲーム内でこそVoVi高めとして設定されているものの具体的な描写は9話の時点ではありません。智絵里は初テレビで萎縮してしまいスキルを発揮する以前の問題です。

ですがこの3人は互いにないものを持ち寄ってユニットを形作っています。9話でのメンバーの活躍を見てみましょう。

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このメンバーでかけ声をかけるのは常にかな子です。風船割りのコーナーでも一番頑張っていたようですし、マシュマロキャッチも率先して手を上げ、体を張っていました。まず体を動かすというのはPa的ですが、このユニット内ではかな子がリーダー役を担っています。

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杏は良くも悪くも計算高く、基本仕事は人に振ります。ですが自身の能力を熟知している効率主義者であり、出来る事であれば最大限に能力を発揮します。一歩引いた見方が出来て、体操着でやってきたKBYDチームの話をかな子と智絵里は飲み込めない様子でしたが、「クイズ番組でしょ?」と突っ込んだのは杏でした。まず考えるというのはCo的ですが、このユニットの参謀役は杏です。

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9話で智絵里は何も出来てないように見えます。事実収録中に緊張のあまり倒れてしまいますが、実はこの3人で一番アイドルにこだわりが強いのが智絵里です。引き分けという結果に両チームにバンジージャンプが宣告された時、智絵里は「お仕事また出来るんだ」と喜びます。バンジー回避に本気を出した杏のリアクションとは対照的で、かな子でさえその発言に驚いている様子です。見た目とは裏腹の、この貪欲とも言って良いほどの芯の強さはCuアイドルの鑑です。

このように、ゲーム内ではCuアイドルと分類されている3人ですが9話の中で見る限りは役割分担がはっきりしていてCuCoPaとバランスが取れています。ついでにいえばアイドルマスターsideMで示された分類でみると、フィジカルかな子、インテリ杏、メンタル智絵里としっくりはまったりします。さらに脱線ですがスキル分類であるViVoDa、アイドルイメージ分類のCuCoPa、性格分類であるPyInMeでアイドルを三次元分類するのは面白いかも知れません。かな子はViCuPy、伊織はViPaIn、可奈はVoCuPy辺りかな…

↓つづく
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2015年03月07日

きらり回?かな子回?〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ8話感想とサブテーマについて考察

アニメシンデレラガールズ9話サブタイトル”Sweet" is a magical word to make you happyについて、きらり回かかな子回かという事でちょっとした話題になっています。
きらり回であるという論拠は
・きらりはゲーム内のセリフに「甘いモノは幸せの魔法よねー☆」というものがある。
・タイトルバックがきらりんハウスの内装っぽい
・3/9放送のデレアニAにきらりCVの松㟢さんがゲスト
かな子回であるという論拠は
・"Sweet"といえばその意は「甘いもの」である
というもの。
正直に言えば8話の完成度を見た後だとどちらでも問題無いのですが、かな子Pとしてあえてこの話題に乗り、次がかな子回で有ることを主張しつつ、アニデレのもう一つのテーマについて考えてみようというのがこの記事の趣旨デス。

まずは8話について。この回は蘭子の熊本弁でカリカチュアライズされてはいますが、6話と7話で描かれたのと同様にコミュニケーションの難しさを描いた回であると思います。最初の打ち合わせのシークエンスを見てみます。
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最初は距離を感じさせない背後からの構図で始まる打ち合わせですが、イメージの齟齬が発覚すると、とたんに横からの構図となり距離が生まれます。

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Pのそこが重要なのか?という問いに対し、カットバックで蘭子のアップ。本論には関係ないのですが、驚き>失望>拗ね、とこの数瞬で表情がこれだけ変化していて本当に丁寧に演技つけてるんだなと関心してしまいました。

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これでもかと重ねられる赤のモチーフ。赤信号で一時停止だったり駐車場であったり消火栓であったり、いままでの展開とこれからの展開をなぞるようです。

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ここで蘭子の後をアーニャが追うのは同じ女子寮組である以上に、アーニャもまた言葉の壁に悩むキャラクタであるからに他なりません。その辺りの描写は3話でなされていました。新田さんがアーニャにしてくれたように、アーニャは蘭子の力になりたいと思っているのでしょう。
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アーニャの心遣いに素直に感謝を示す蘭子。このように蘭子は決して自分の趣味に閉じこもる娘ではなく、十分に人の気持ちを感じ取れる娘です。この後スケッチブックを見せるのに苦労するのも、むしろ人に敏感すぎるからではないかと妄想してしまいます。
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1話で出てきた「凜にすげなくされるP」と同じ、蘭子が画面右に去って行くカットですが、画面全体に傾斜がかかっているのがポイント。画面中央で動かないPに対し、まるで坂を登っていくかのような蘭子が、相当無理している様子がうかがえます。

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実際蘭子はPとコミュニケーションを取ろうと努力をしています。休日は想像を絵にして愉しんでいると言っていますが、5話でみく達がデビュー案を考えようと言った時、彼女が「グリモワールの封印を解く刻」と言っていたように、もしかしたら自分の描いた絵を人に見せることは無かったのかもしれません。この窓のカットをみると彼女の決意は思った以上に重いものじゃ無いかと考えてしまうのです。

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蘭子の苦労を見かねた凜が、座ったままのPの尻をまたも叩きに来ました。7話と見比べると立ち位置がすこし近づいていると同時に、画面に対して正面を向いて対決姿勢を和らげています。

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「言葉とかの前に、もっと近づいてみたら?」
凜に促されて蘭子と「雑談」を試みるPですが、センターを噴水とすると構図的にもやっぱり蘭子の方が積極的です。ただ、蘭子が一方的に近づいている訳では無く、心理的にはPも蘭子に寄り添っていることが、画面センターで水面に映る2人の姿から分かります。
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ここで蘭子がPに説明しているセリフは、最初の事務所での説明とほとんど変わりがありません。違うのは、蘭子が自分の想像を描きこんだスケッチブックを用意してきたこと、Pが言葉の意味でなく、蘭子の事を理解しようとしていること。
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画面センターの噴水に対して対象にいる2人。蘭子は伝えようと努力をしました。Pも理解しようと努力しました。互いに向かい合って尚、コミュニケーションの成立に苦労をしました。熊本弁であることは本質的ではなく、気持ちが伝わるという事の本来の難しさと伝わったときの喜びが8話であったろうと思います。
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↓つづく
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2015年02月27日

Who cast a spell? 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ7話感想(後半)

前半の続きです

走るプロデューサー
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走り出すプロデューサー。その方向は原則通りのポジティブな左←右です。ですが、この方向には原則以上の意味があるのではと思っています。Pの現状として説明したカットに、画面左側には大きな空間がありました。そしてその空間というのは失敗した過去ではないかと述べました。だから、そちらに向かって駆け出すのは、過去から今を取り戻す為の行為ではないかと思うのです。
車輪になるという選択こそが過去へのこだわりだと先に述べました。それは埋み火のごとく彼の心に燻っていたに違いありません。未央との行き違いによって再び燃え上がった悔悟の念は、卯月が未来を指し示した事により、彼を疾駆させる力になったように感じます。やり直すことは出来ない。だけど繰り返すわけには行かない。彼にとって未央と凜を連れ戻す事は、すなわち己を取り戻す事になったと思うのです。

プロデューサーと未央
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成り行きとは言えプロデューサーは未央と同じ空間にようやく立ちます。Pは右、未央は左。未央は背を向けているものの、去って行くアイドル達の構図とは逆で、卯月や凜と同様に未央も過去の少女達とはやはり違うのです。
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立ち去ろうとする未央に追いすがるP。その一歩の靴音にはエコーがつけられ重要なものである事が強調されています。Cパートの凜未央卯月の3人の第一歩と、この一歩は意味合いとして全く同じ、再生の為の第一歩です。
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未央の隣に立つP。今までに比べればずいぶんと近い位置に立っていますが、互いに目を合わせてはいません。
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Pは未央と同じ目線になって、未央と同じものを見るためにしゃがみ、写真を指し示します。卯月がしたように、彼は未央とコミュニケーションをとろうとしています。
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「私はこのままあなた達を失うわけには行きません」
この言葉は自分の思いの吐露でしかなく、そこに未央の都合はありません。ですがインターホン越しのアレとは全く質が異なります。リーダー失格だと泣く未央に、Pはプロデューサー失格だと己を呪った自分を重ね合わせているのではないでしょうか。この言葉が説得力をもったのは、これがPの想いでもあり未央の想いでもあった為だと思うのです。
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広い空間。2人は狭い空間で仕方なく距離を縮めたのではなく、自らの意思でそうしています。画面センターとなる自動ドアの桟を見れば、Pが未央によりに近づいている事も分かります。

↓つづく
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Who cast a spell? 〜アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ7話感想(前半)

アニメアイドルマスターシンデレラガールズ7話は高雄監督の絵コンテ回でした。1話をリフレインをしているのは両話を見比べると分かるのですが、すべてが同じという訳ではありません。その非対称の部分を比較しつつ、もう一つ7話で大事だったと思う「動きの方向」についても注目してみたいと思います。

動きの方向について
上手下手への動きにはその立ち位置と同様の意味があります。詳しくは以下のブログ記事にあるとおりです。
ゲームの右と左 マリオはなぜ右を向いているのか
高雄監督も画面左である下手への動きと画面右である上手への動きにも明確に意味づけを行っているように思われます。7話冒頭のイメージカットと、7話エンディング後のCパートのカットを比べてみます。
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Pの元を去って行くシンデレラ達。上手に向かって走り去ります。これは1話で凜に最初に声をかけてすげなくされたカットと同じ方向です。
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未央、凜、卯月が改めて第一歩を踏む。下手に向かっています。
このように、高雄監督は左→右の動きはネガティブに、左←右動きはポジティブに捉えているようです。このことを踏まえ、7話の「感想」を述べたいと思います。

未央とプロデューサー
まず未央とプロデューサーの置かれている状況を端的に表しているカットを二つ。
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画面右側に去ろうとしているPを画面右側に置き、距離を置いて画面左側に凜と卯月を置いています。人物の背後にある空間は、その人物が背負っているものを暗示させます。アニメアイドルマスター劇場版で春香が「私は天海春香だから」と言ったあのシーンも不自然なまでの空間が背後にありました。Pの背後に今あるのはかつての失敗であり、凜や卯月に全く目が向いてない事がこの1枚で分かります。
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テーブルの下からのぞき込むような構図。下はベッド、上はテーブル、左は本箱、右はクッション。開いているのはカーテンが半ば閉じられた窓だけ。客観的に見れば成功だったミニライブを失敗としか捉えられない未央の、にっちもさっちも行かない状況が分かります。

このようにこの2人はお互いどころか、現状さえ全く目に入っていません。そんな2人が合えばどうなるか。
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画面右を向いて左側に開く膨大な空間。2人とも同じ方向を向いて、構図上でさえ向かい合っていません。インターホンに向かって互いの主張を繰り返すだけでコミュニケーション以前の問題です。

凜とプロデューサー
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このカットは1話のリフレインになっています。初めて凜がプロデューサーとまともに話をした時は2人の距離は縮んでいました。違うのは凜が立っていること。動こうとしないPに不信感を抱いた凜が距離を置いています。
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画面右側に立つ凜が画面左側にいるPを糾弾し、ついには画面右上から見下ろし、Pを画面左下追いやってしまいます。1話について書いた記事で、シンデレラガールズにトミノ式は当てはまらないと書きましたが、このシークエンスに限り当てはまってしまいます。凜はコンスコン隊のリックドム12機を無双しそうな勢いです。対決もコミュニケーションの一つとはいえ、ここまで一方的ではコミュニケーションとはほど遠い言わざるを得ません。
逆に言えば、年端もいかない少女にここまで追い込まれてしまうほどに、彼の問題は深刻であるという事だと思います。部長がメンバー達に語って聞かせたように、彼は過去に何人かのアイドルに去られています。その後、そのプロジェクトがどうなったのかについては語られていませんが、彼が担当から外れているのは確かです。
彼を担当から「外した」上司にしてみれば、ドライに言えばリソースの再配分、ウェットに言えば彼の回復と成長を待つ時間を作ったに過ぎず、そこに懲罰的意味は無かったはずです。事実彼はシンデレラプロジェクトを任されているのですから。
ですが担当を「外された」Pはそれをどう受け取ったか。自分のミスにより仕事を外された時、ある人はキャリアが傷ついたと思い、将来に不安を覚えるかも知れません。ある人はプライドが傷つけられたと感じ、恥をかいたと怒りを覚えるかもしれません。そして実直だというこのプロデューサーは、少女達のプロデューサーとして責任を全うできなかった不甲斐なさに、己を呪ったのではないでしょうか。自らを車輪と規定するそのあり方こそが、彼が過去にとらわれていることの現れであるなら、未央との一件がなくとも、破綻はいずれ訪れていたと私は考えます。
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去って行く凜。ここで凜が画面右では無く、左に向かうのは上記した原則から見ると不思議でした。ただ、1話のリフレインである凜の私室のシーンでこの方向の理由は想像できます。

凜はまだPを見限った訳では無いのです。だから彼から離れていったアイドルと同じ方向に行かせる訳にはいかなかったのだと思います。

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凜が去って行く直前にあるこのカットには、凜が去って行く姿は描かれていません。効果音だけです。このカットはあくまでPの心象であり、凜はまだ彼を信じたいと思っているのです。
↓つづく
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2015年02月04日

アイドルxEDMーあるいはオフボーカルの勧め

シンデレラガールズのシングルシリーズTHE iDOLM@STER CINDERELLA MASTERの新譜がこのほど発売されました。このシリーズの特徴であるバラエティに富んだ楽曲は新譜でも健在。中でも速水奏の"Hotel Moonside"は視聴が公開された直後から衝撃を持って迎えられました。曰く「アイマスにEDMが来た」「アイマス meets EDM」等々。

このEDMという音楽ジャンル。この記事を読むと分かるのですが

・四つ打ち、四つ打ちを使う。
・四つ打ちでね、なんかね、ボーカルが乗ってるの。歌うの。
・なんかね、CMとかで聴いたことがあるはず。
・よくさ、レイブとかでかかるかもしんないって感じ。
    (⌒⌒⌒)
     ||
    , ‐、 ,- 、
   ノ ァ'´⌒ヽ ,
  ((iミ//illi)))  < 絶対こんな説明じゃわかんないよ!
   ) ⊂リ・ω・ノ(
  ´ /    ∪
   し'⌒ J |l| | ペシッ!!
        ・゚・。゚・ 。 ゚
       )⊂二⊃(
       ⌒)   (⌒
        ⌒Y⌒

と、非常にふわっとした定義で、むしろディスコとかクラブとか使用されるシチュエーションから定義される音楽と考えた方が良さそうです。ともあれ、聞けば分かると記事に書かれている事は事実で、実に乗りの良いキャッチーな音楽。Hotel MoonsideもEDMであることが了解されると思います。
ただし、これはバンナム内製曲。当然ただのEDMである訳が無い。早速、他のアイドルEDM曲と聞き比べてみましょう。

↓つづく
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2015年01月27日

STAR!!とBirth of Color(LTH07感想)

ミリオンライブ のアルバムシリーズLIVE THE@TRE HARMONYは以前の記事にも書きましたが非常に意欲的な楽曲が納められており、バンナム内製によるコロムビア曲とはひと味違う楽曲が楽しめます。このほど発売された最新アルバム07と08もコンセプチャルで非常に聴き応えのある内容。この記事は07についての感想なのですが、特にユニット曲Birth of Colorについては字数をさいて紹介する次第。
STAR!!とBirth of Color
今期から始まったアニメシンデレラガールズの主題歌STAR!!はMONACAの田中氏による作曲なので厳密にはバンナム内製ではないのですが神前氏の影響が色濃く「HELLO!!」によく似ています。実際オーダーもこの線だったんだろうなとOP映像を見れば容易に推察できます。


Star!!の特筆すべき点はそのメロディで、一歩も違えれば歌いづらいギクシャクしたものになるところのぎりぎりのラインにあるところでしょうか。この辺についてはこちらの記事に詳しく説明されています。
ざっき。ハナエ2ndアルバムと、田中秀和「Star!!」について
本田未央の演者である原さんが「楽しい曲のハズなのにどこか泣きたくなる」という感想はこうしたコード進行によるものだと思いますし、いわゆるアイマスアンセム曲はこうした複雑な「コード」が核なのでしょう。

対して今回紹介するBirth of Color(以下BoC)はランティスらしい、流れるようなメロディです。JPOPが背景にありキャッチーで覚えやすいメロディは、STAR!!とは全く違うものだと一聴にして分かると思いますが(あ、でもサビの"叶えてゆける"から"ちっぽけでタフネスな"へ繋がる所で何かやってるっぽい)、STAR!!にも劣らない多幸感を感じる事と思います。
この秘密はドラムのリズムパターンにあります。その構成は以下の通り
Aメロ1(真)落ち(バスドラのみ)
Aメロ2(あずさ)8ビート
Bメロ(可奈、歩)マーチ風ドラムロール
Bメロ(雪歩)8ビート
サビ  4打ち
STAR!!と比べてみましょう。
Aメロ1(〜自分にエール)落ち(バスドラのみ)
Aメロ2(〜ファンファーレみたいに)8ビート
Bメロ(〜魔法の靴に)いわゆるPPPH
サビ 8ビート
Aメロ1の落ちから2の8ビートへは同じです。が、BメロはSTAR!!が今までのアイマスアンセム曲であれば漏れなく使われているPPPHに対し、BoCはドラムロールになっています。

Bメロの貯めにこのドラムロールを持ってくるのが非常に面白く、まるで真達が足踏みをしている感じです。文学的な解釈をすればAメロ1のバスドラが予感に高鳴る心臓の鼓動、実際に走り出したAメロ2。Bメロは困難にぶつかって足踏みという所でしょうか。
そしてサビ。ここもSTAR!!はアンセム曲を踏襲して8ビートですが、BoCはスネア4打ちです。このスネア4打ち。READY!!でも最後の最後の大サビの盛り上がりで使われている程の、力強さを感じさせるパターンです。

2分30秒辺りから聞けます
それをいきなりサビで投入してくるのだから盛り上がらないハズがない。さらに「かな//て//け/」の所が顕著ですが、歌メロに合わせてクラッシュシンバルをいれています。これはREADY!!にも無いもので、このリズムによる歌メロへのバックアップがBoCに圧倒的な力強さを感じる理由と思います。足踏みの後また走り出すには8ビートでは軽すぎる、より力強く足を踏み出す、そんな感じ。
このストーリー感のあるリズムパターンは、ララブライブ曲「Snow Halation」でも聞けます。コロムビアが「コード」ならランティスは「ドラム」なのかもしれません。


あと2番のAメロは可奈と歩なのですが、ここが何故か木戸ちゃんと戸田さんの地声に聞こえる。少なくとも可奈と歩の声じゃなくて妙に生々しくゾクゾクしました。ある意味ここが最大の聞き所かも。
以下個別曲に対する感想となります。
↓つづく
posted by tlo at 18:38 | TrackBack(0) | 日記