PV
りんごP
deadblue238P
りんごP、deadblue238Pに@鬼畜Pをくわえ過剰演出三傑と呼ぶ。今決めた。PVについては「自分に語るべき言葉はない」と前に書いたけどこの2作を見て一つ気づいたことがある。
まず2人ともAE(に準じたソフト)を使っている。だけどAE使いのPといえば他にもいるわけで、例えばATollP。
これはAEを使ってないけれど、上の2作に負けず劣らず派手だ。でも演出過剰とは呼ばれない。
例えば雲の上の開発環境を持っている、わかむらP。
新作では今まで使ってきた手法が全て盛り込まれている。正直に言うと自分は地味に見えた。が、今回は「王道」を意識したと言うことで安心して見れるし、飽きずに何度も視聴できる作品になっていると思う。
演出というのは「手段」だと思う。映画だったりOPであれば影像の意味づけは必須になってくる。ATollPはアイドルと少佐のコラボというテーマに沿って攻殻機動隊風の演出をアイマス画像に乗せた。しらかわPは秋の歌の雰囲気を高める為に
紅葉を散らした。
が、PVは音楽が主であり影像は従となる。影像の意味づけは稀薄で、歌詞とのリンクは殆ど無い。雪歩と千早と美希の3人が椅子に座るのは3分の間視聴者を飽きさせない為のアイキャッチにすぎない。
で、わかむらPの新作とdeadblue238P、りんごPと比べてみる。比べるなとコメントは言うけれど、むしろPであれば絶対に見比べてみるべきと思う。で、気づいたことというのはアイドルのアップについて。
わかむらPは今回カメラについてはかなり素材を集めた様子で、アップがかなり多用されている。一方お二人の新作はアイドルのアップをまともに見せてくれない。借り物だからというのは言い訳にしかならない。りんごPの作品ではわざわざ足下にカメラを寄せている。
わかむらPの新作はメインはダンスでありアイドルを魅せる為のPVで、演出はいわば箸休めの役割なのだが、2人の新作はダンスでもアイドルでもない、演出(効果)そのものを見せる為の作品となっている。「ケーキと鶏肉どっちが美味いか比べるようなもの」というコメントはまさに正鵠だったりするのだ。
とりあえずPVについて言葉にしたけれど自分はやっぱりPVは作らないだろうなと思う。自分はストーリーを伝えたい人間で、そうなるとやはり映画的手法がベストだと思うからだ。一度は挑戦してみたいけれど、また泥臭い動画になるんだろうなぁw